ストレス反応で分かる正しい休み方 | 心療内科医が教える本当の休み方

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みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。

今回については、ストレス反応で分かる正しい休み方というテーマで「心療内科医が教える本当の休み方」という本について紹介していきます。

目次

自分に合った休み方を見つけるために

僕たちがストレスを受けたとき、自律神経の働きによってそのストレスに対応しようとしています。

自律神経というのは、交感神経と副交感神経の2つから成り立っていて、さらにこの副交感神経は、背側(はいそく)迷走神経と腹側(ふくそく)迷走神経に分かれています。

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少しややこしいですよね。

自律神経は、交感神経と副交感神経に分類される。
副交感神経はさらに、背側迷走神経と腹側迷走神経に分かれているので 3つの神経から成り立っている。

ストレスを受けたときに出てくる反応というのはその人によって変わってきます。

ストレス反応は大きく分けて2種類です。

イライラしたり動機が激しくなったりして、交感神経が優位になり攻撃的な反応が強く出る炎のモード。

だるくなったり、意欲が低下したりして副交感神経の背側迷走神経が優位な状態で、防御的な反応が強く出る氷のモードの2種類です。

ストレスを受けたときにどちらのモードが強く出るかは人それぞれで、出てくる反応によって自分に合った休み方というのは変わってきます。

一般的には敵がはっきりしていて「戦うか逃げるか」いずれかの対応をとることによって、その状況を打破できる場合は交感神経が優位になり炎のモードに入りやすいです。

反対に、敵の姿がわからないときや、敵が巨大すぎて抵抗のしようがないときは副交感神経の背側迷走神経が優位になって氷のモードに入りやすいです。

上司に詰め寄られて頭が真っ白になってなにも話すことができなくなった、というのは、氷のモードによるものです。

原則的には「炎のモードで対処できないと、氷のモードに切り替わる」とされていますが、最近では、いきなり氷のモードに入る人も多いそうです。

今、自分が炎のモードか氷のモード、どちらの状態にいるかによって休み方は変わってきます。

著者の実体験を紹介すると、ストレスを受けたときに炎のモードに入りやすい著者は、眠れなくなったり、途中で起きてしまうという反応が出る傾向がありました。

そんな著者は、疲れやストレスがたまると、仕事を早く切り上げて自分が好きなことをやることで、ストレス解消になると考え、気分転換にスプラトゥーンというゲームをやっていたそうです。

スプラトゥーンは激しく撃ち合いをするゲームで非常に楽しく興奮しますが、あきらかに交感神経を刺激します。

炎のモードに入りやすい著者の性質であれば、これは間違ったストレス対処方で、交感神経をより刺激するものではなく、副交感神経の背側迷走神経を優位にするための休み方をしないとうまく疲れが取れません。

このように、自分が今、炎のモードにいるのか氷のモードにいるのかによって、自分に合った休み方というのは変わってきます。

炎のモードから抜け出すためには

・ゆっくりした呼吸意識する
・ラベンダーなどのアロマを使用する
・ハーブティや漢方薬などを利用する
・心が落ち着く静かな曲を聴く
・湯船にゆっくりつかる
・部屋を暗くする

などが効果的です。

氷のモードから抜け出すためには

・レモングラスなど覚醒系のアロマを使用する
・運動や体操など、体を動かして心拍数を高める
・サウナや水風呂で、体に温度刺激を与える
・エキサイトするようなゲームをしたり音楽を聴いたりする
・太陽の光を浴びる

などが効果的です。

まとめ

ここまで「ストレス反応で分かる正しい休み方」というテーマでお話をしてきました。

みなさんいかがだったでしょうか??

今回のお話をまとめると

人はストレスがかかったときに交感神経が優位な状態で、イライラしたり、動機が激しくなるような「炎のモード」か副交感神経の背側迷走神経が優位な状態で、意欲が低下したり、心拍数が下がるような「氷のモード」に入る。
自分が今どちらのモードに入っているかによって、適切な休み方というのは変わってくる。

というお話をしてきました。

休みの日にしっかりと休んでいるはずなのに、疲れが取れているような感じがしない人は、自分に合った休み方ができていないのかもしれませんね。

僕も炎のモードにいるときでも、敵を倒すような激しいゲームをしていたような気がします。

適切な休み方については、今回紹介した内容よりも、本書でもっともっと詳しく書かれているので 気になった方はぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

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