みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、くよくよと考え込む自分が嫌なことを忘れる方法というテーマで「精神科医が教えるストレスフリー超大全」という本の内容について紹介していきます。
何度も話すと記憶にインプットされる
仕事での大きな失敗や失恋など「嫌な出来事」が頭の中にこびりついて離れないことってありますよね。
僕も嫌なことがあったときは布団の中でぐるぐると考え込んでしまうので気持ちがすごく分かります。
こういうネガティブな思考が頭の中をぐるぐるとしているときに、それを常に考え込んでしまったり、何度も友人に相談をしてしまうと、頭の中にインプットされて余計に切り替えづらくなっていくので注意が必要です。
たとえば、失恋してものすごいショックを受けたとします。
そのことを短期間に3人の友達に別々に相談をしたとしたらどうでしょうか。
話すことはアウトプットすることなので、短期間に3人に話すことでその記憶は強烈に記憶され、余計に忘れられない状態になってしまいます。
アウトプットすることで強化された記憶を消すのは「apple=リンゴという単語の意味を忘れたい」というのと同じくらい難しいことです。
・失恋した
・仕事で大失敗した
・上司に叱られた
などネガティブな出来事は何度も人に話さない方が良いということになります。
相談するなら1回まで!
とはいえ「嫌な出来事を誰にも言わずに心にとどめておく」ということはストレスが溜まりますし、ぶっちゃけ難しいですよね。
また、相談すること自体は思考が整理されるのでとても良いことです。
この話の肝は「何度も相談すること」で記憶に定着してしまうということなので「たった一回のアウトプット」であればそこまで記憶に定着はしません。
英単語の意味を一回聞いただけで覚えられる人はなかなかいませんよね。
嫌な出来事があったときは「自分の一番信頼できる人に一回だけ相談して、それで終わりにする」のがベストです。
一回話すだけだと物足りないという人は、その一回の吐き出しが不十分です。
吐き出すときはすべてのネガティブを吐き出すつもりで話すようにしてみましょう。
寝る前はポジティブなことを考える癖をつける
いやなことを忘れる・切り替える方法としてもう一つおすすめしたい方法が、寝る直前に「3行ポジティブ日記」を書く方法です。
受験勉強をしているときとかは「暗記科目は寝る前にやると効率的」というのを聞いたことがありませんか??
寝る前の時間帯は、記憶のゴールデンタイムと呼ばれていて、睡眠に入る前に覚えたこと、考えたことは記憶に定着しやすくなります。
これをポジティブな効果として活用できていればいいのですが、夜、寝る前の時間帯というのは、嫌なことを最も思い出しやすい時間です。
つまり、嫌なことを思い出しやすい時間に嫌なことを考えながら入眠してしまうと、ネガティブな思考・出来事が強烈に記憶に定着してしまいます。
なので、寝る直前には今日あった良い出来事・楽しかったことを3つ書く、3行ポジティブ日記がおすすめです。
良かった出来事を直前に考える習慣が身につくことでポジティブな習慣がどんどん身についていきます。
嫌な出来事よりもほかの良い出来事が記憶に定着されていくので、切り替えをしていくためにも効果的です。
まとめ
ここまで「くよくよと考え込む自分が嫌なことを忘れる方法」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
嫌な出来事・ショックな出来事があった際、人に相談するのは思考が整理されて、切り替えるために効果的な方法だが、何度もアウトプットを行うと記憶に強烈に定着する原因にもなる。
相談するときは一回までというルールを設けて、吐き出すときはその一回ですべて吐き出すつもりで話をする。
また、夜寝る前に考えたことは記憶に定着しやすいので、寝る直前はポジティブな出来事を考える習慣を身につけることが大切。
というお話をしてきました。
感想
寝る前に勉強したことは記憶に定着しやすいというのは知っていたんですが、ネガティブな出来事を考えてしまうとそれがインプットされてしまうというのは盲点でした。
寝る前って身体も疲れているのでネガティブ思考になりがちですよね。
僕は寝る前に今日よかった3つの出来事を考えながら寝るようにしていて、手軽にできて簡単だし、気持ちが明るくもなるのでみなさんもぜひ試してみてください。