みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、悩んでモヤモヤするときの対処法というテーマで「精神科医が教えるストレスフリー超大全」という本の内容について紹介していきます。
そもそも悩みとは
日本人の2人に1人がなんらかの「悩み」を抱えているといわれています。
僕はこれ結構少ないと思いました。
2人に1人は悩みがないんですね。
この悩みを解消してストレスが減れば、人生が楽に生きやすくなります。
そもそも「悩み」とは、ある状態について、苦しみ、思いわづらっている状態が「悩み」です。
その「苦しみ」が取り除かれて、あれこれ考えることがなくなれば「悩み」は解決した状態と言えますよね。
・上司との人間関係で悩んでいます。どうしたらいいでしょうか。
・うつ病で3年間治療していますが一向によくなりません。どうしたらいいでしょうか。
・朝起きるのがすごくつらいです。なにか良い方法はありますか??
こういう風に「どうしたらいいか?」という「対処法」「解決法」を知りたいのがほとんどの悩みの共通点です。
「対処法」「解決法」が分からないというのが肝で、方法や対処法が分からず、現状から好転する目処が立たないから不安、心配、気分が落ち込むという感情が生まれて、同じ考えがぐるぐると頭の中をめぐっているというのが「悩んでいる状態」です。
ここまでわかると悩み解決の手段は簡単で、対処法や解決法を知り、実際に行動するだけで悩みはなくなります。
悩みの対処法は必ず見つかる
この対処法を知るためには
・自分で調べる
・人に相談する
上記の2パターンしかありません。
悩んでいる状態というのは、目的地の見えないモヤモヤした霧の中を、ちゃんとたどり着けるのか不安になりながら進んでいるような状態です。
対処法が分かることで、霧が晴れて目的地がちゃんと見えるようになったら安心しますよね。
そして自分が今抱えている悩みというのは、調べるか、相談をすることで必ず解決できます。
地球にこんなにたくさんの人が存在していて、自分にしかない唯一無二の珍しい悩みというのはほとんどありません。
調べれば対処法が必ず見つかるはずです。
どうしても分からなければまずは人に相談する
どうしても良い対処法が見つからないというときは他人の力を上手に借りることが大切です。
人は他人に相談することがすごく苦手で、とある調査では64%の人が仕事に対して悩みをもっているのに対して、そのうち53%の人が悩みを相談できないというデータがあります。
また、今までに「自殺をしたいと思ったことがある人」に対して「自殺を考えた時だれに相談したか」という質問に対して「相談したことがない」と答えた人は60%となっています。
つまり、3人に2人は、生きるか死ぬかという重大な問題を1人で悩み続けて誰にも相談できずにいるということです。
相談のメリットはたくさんある
相談ができなかった人に対して「どうして相談しなかったんですか」と聞くと「相談しても解決できる問題じゃないので意味がない」と感じている人が多くいます。
この気持ちも個人的にはすごく分かって、相談しても解決策が見つかるとは思えないから自分でなんとかしようとするというのは、僕もすごく心当たりがあります。
ただ、相談することのメリットというのは「解決方法を知れるかもしれない」というだけじゃなくて、それ以外にも
・ガス抜き効果
・不安の減少
・悩みの整理
・言語化
・解決法の発見
・アドバイス
という少なくとも6つの良いことがあります。
これは相談をすること自体がストレスの解消につながっているので、不安が小さくなったり、悩みが言語化・整理されることで自分で悩みに気づいたり、他人から気づきのヒントをもらえたりするからです。
人に相談しているときに「実はこういうことがあって…つまりこうすればよかったんだ!」みたいに、話してる途中で勝手に自分で解決方法に気づくことってよくありますよね。
しらべても良い解決方法が見つからずに悩んでいるときは、自分の中だけで解決しようとするのではなく、人に相談してみることも大切です。
まとめ
ここまで「悩んでモヤモヤするときの対処法」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
「悩み」とはある状態について、苦しみ、思いわづらっている状態で、その解決方法が分かり実行することで解消される。
そして、その解決方法は自分で調べるか他人に相談することで必ず見つかる。
どうしても解決方法が見つからない時は、相談には解決方法を知ること以外にもたくさんのメリットがあるので「相談しても解決するはずがない」と決めつけず、人に相談することが大切。
というお話をしてきました。
感想
子供の頃とかっていじめにあったとしてもそれを相談せずに隠すことがありますよね。
これは人に相談することで「相手に迷惑をかけてしまう」という思い込みから発生する現象です。
アメリカの学校では小学校からスクールカウンセラーがいて、全生徒と定期的に面談をし、相談することのハードルを小さいころから下げているそうです。
この取り組みってすごく良いですよね。
僕が小学生の頃は、なんでも相談できる窓口の電話番号みたいなのがあって「悩んでいるときは電話してね」くらいだったのを覚えています。
こんなのがあっても、子供が気軽に相談できるはずないですよね。
カウンセラーがいて、しかもいるだけじゃなく定期的に全生徒と面談する取り組みは、相談のハードルを下げるためにもすごく良い取り組みだなと感じました。