みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、最強のメントレ | 心は5種類あるというテーマで「これも修行のうち。」という本の内容について紹介していきます。
心には5つの種類がある
仏の悟りを開いたといわれているブッダの教えによると心は5つの種類に分かれています。
その5種類とは
・感覚
・感情
・思考
・意欲
・意識
となっています。
このうち「意識」は、心の底を流れ続けるエネルギーと言われていて、感情や思考などの反応が生まれる前の
「反応の素」のようなものです。
ニュートラルな状態で、怒りや妄想といった「煩悩」になる前の綺麗な状態です。
この”意識”が、外の刺激に触れると、感覚、感情、思考、意欲という4つの反応を作ります。
僕たちは日ごろ抱える悩みは、この4つのどれかに必ず分類されます。
感覚、感情、思考、意欲とは
まずは感覚、感情、思考、意欲、4つの反応がどういうものなのか説明していきます。
感覚とは
目・耳・鼻・舌・肌の五感を通して生まれるもので、映像、音楽、食事や身体を動かして感じる感覚です。
感情とは
“快”か”不快”かという喜びや怒り、悲しみ、楽しさなどの反応です。
思考とは
頭で考えることのすべてで、仕事の段取りを考えたり過去を思い出したり、妄想をして不安や心配を作り出すのも思考の反応に分類されます。
意欲とは
何かを手に入れたい・行動したいというエネルギーのことです。
食欲などの単純な欲求や、やる気、願望などの前向きなモチベーション、腹を立てて言葉や行動に出てしまうネガティブな衝動も含まれます。
心は感覚、感情、思考、意欲、意識から成り立つ
この5つの心の領域こそが、普段の「私」と「心」の正体です。
僕たちが将来に不安を感じたり、他人との関係構築、仕事に悩むのは、これらの5つの心の領域のどれかが反応しているから起きていることです。
もともとはそこに存在しないものが反応をすることによってつくられている。
つまり、反応を繰り返さなければ、いずれは消えてなくなります。
「執着をなくせば一切の苦しみは消えていく」というのがブッタの考えです。
少し話がややこしくなってきましたね。
反応している心を切り替える
このブッタの考えから、現代に使える「苦しまない心の使い方の基本」が分かります。
それは、意識を向ける先を、感覚・感情・思考・意欲のいずれかに切り替えることで不安な反応をリセットするという方法です。
例えば、ストレスを感じているとき。
「ストレス」は心の領域では”感情”で反応している状態です。
感情で反応している状態ですが、意識的に別の領域、この例えでは”感覚”に意識を切り替えます。
“感情”が反応している状態なので、実際には感覚以外に、思考とか意欲に向けても大丈夫です。
みなさんも経験的に知っていると思いますが、イライラなどの”感情”が反応しているときは、運動したり食べたりと”感覚”に意識を向けることでスッキリすることがありますよね。
あれは”意識”を”感情”から”感覚”に切り替えることで、反応をリセットすることができているからです。
例1.ストレスが溜まっている場合
最近ストレスが溜まっているのであれば、不快な”感情”が続いている状態なので、意識を感覚に切り替えて音楽を聴いたりおいしいものを食べて”感覚”に意識を向けるようにしよう
例2.頭がモヤモヤしている場合
頭がモヤモヤして考えがまとまらない時は、無駄な”思考”が溜まった状態なので、散歩にでも出ていったん”感覚”に切り替えて思考をリセットしよう
みたいな感じですね。
別の反応に切り替えることでリセットする
こうした発想ができるようになると心が特定の反応に引っかかることが少なくなります。
感覚、感情、思考、意欲の領域をうまく使いながら、反応をリセットすることで不快をため込まないようにすることができます。
まとめ
ここまで「最強のメントレ | 心は5種類ある」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
心は
・感覚
・感情
・思考
・意欲
・意識
の5種類の領域がある。
特定の領域が反応して不快に感じるときは別の心の領域に意識を向けることで反応をリセットすることが大切。
感覚、感情、思考、意欲の領域をうまく使いながら反応をリセットすることで、不快をため込まないようにすることができる。
というお話をしてきました。
感想
怒りを感じているときは感情が反応している状態なので、感覚とか思考とか、別の領域に意識を向けることで
反応をリセットできるというのはすごく納得しました。
みなさんも不快に感じている反応があれば、別の心の領域を意識して切り替えるという方法をためしてみてはいかがでしょうか??