みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、まずは「期待の少し上」から始める というテーマで「感動だけが人を動かす」という本について紹介していきます。
小さな感動を積み重ねることが大切
心を動かす感動は、僕たちの心を幸せにしてくれます。
誰かから優しさを受け取ったり、誰かに愛を届けることができた感動というのは、受け取る側でも届ける側であっても 僕たちを幸せにしてくれるものです。
この「感動」というものがいつ生まれるのかというと、それは「期待値」を超えたときです。
どんな人でもそれまでの経験値を基準にして「だいたいこんなもんだろう」というある程度の予想をたてます。
なんとなく入ってみた飲食店、仕事で出会った取引先、誘われて参加したイベントなど、新しいことに挑戦したり、今までにあったことのない人と出会うときにも、人はそれまでの似た経験をもとに、おおよそのレベル感を想像します。
想像通りのレベルだったときは特に印象に残ることはなく、逆に想像を下回るとがっかりしてしまいます。
しかし、この想像を超えたとき感動が生まれます。
感動を与えるためにまず考えることは、相手の期待値をあらかじめ想定することです。
例えば、美容室であれば普段お客さんが通っているサロンのサービスであったり、飲食店なら平均価格や味付け、接客態度などです。
こうしたサービスの平均値を知ることで、おおよその期待値が見えてきます。
それを知ったうえで、それ以上のものを提供すれば、感動を与えることができるようになります。
感動を与えると聞くとなにか大きなことをやらないと、という印象がありますが決してそうではありません。
小さな感動を積み重ねることで大きな感動につながります。
具体的な例を紹介していきます。
季節は冬、とある飲食店で寒い日になんとなく立ち寄ったお客さんがいたとします。
そのお客さんの普通の想定は「お腹がいっぱいになればいい」というものだと思います。
そんなお客さんが、元気な店員さんから 「ご来店ありがとうございます。寒いのでぜひ使ってください」とブランケットを渡されて、おいしいご飯でお腹を満たし、店を出るときにホッカイロをプレゼントされたら、そのお店はお客さんの記憶に残ります。
感動を受け取ったお客さんはきっとまた足を運んでくれるようになります。
今回の例で紹介したように、相手の期待値を少しだけ超えるというのは難しいことではありません。
ちょっとした気遣いによって相手の期待値を超え、感動を届けることができます。
まとめ
ここまで「まずは「期待の少し上」から始める」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話をまとめると
人は誰でも幸せになるために生きている。
そして、心を動かす感動は人の心を幸せにする。
「感動」を与えると聞くと大きなことをしないといけないように感じてしまうが決してそんなことはなく、相手の期待値を少しだけ上回る行動をするだけでそこに感動は生まれる。
というお話をしてきました。
この考え方は、普段会社員として働いている人、フリーランス、起業家など、すべての人に共通して言えることだなと感じました。
僕自身も、少しだけ相手の期待値を上回るということを意識して、これからの仕事に生かしていこうと思います。