みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、「恥をかきたくない」と思うほど感じる恥というテーマで「いくつになっても恥をかける人になる」という本について紹介していきます。
「恥ずかしい」という気持ちがどうして生まれるのか
「恥ずかしい」という気持ちは、できれば誰しもが避けたい感情ですよね。
恥を感じた瞬間、心臓の鼓動は早くなり、顔は真っ赤になって、できることならその場から早く立ち去りたいと感じてしまいます。
しかし、皮肉なことに、恥をかきたくないという気持ちが強ければ強いほど僕たちは余計に恥を感じてしまいます。
これはなぜかというと、恥は自分が思い描いている「理想の自分」と「今の自分」のギャップが原因で生まれてくるものだからです。
目の前のことを失敗することなく「完璧」にこなそうとすればするほど「現実の自分」の不完全さが気になってしまいます。
その不完全さを受け入れることができないと、自分を否定する感情がより強くなってしまうので、結果的に余計に恥を感じて身動きが取れなくなってしまいます。
つまり「恥」というのは自分が描いている「理想の自分」と「現実の自分」の間に生まれるギャップで、そういった「心理的つまずき」が「恥ずかしい」という感情を生み出します。
例えば「面白い企画を考える人だと周りに思われていたい」という理想に対して、実際は今手元に大した企画がないとき、そのギャップの間にある「心理的なつまずき」から、会議では発言する勇気を奪い取り、理想と現実のギャップが大きければ大きいほど「周りにバカだと思われるのではないか」という不安も大きくなっていきます。
結果的に、打ち合わせに参加したにも関わらず、なにも発言できないまま時間を終えてしまうのです。
けれどもし、ここで恥を乗り越えることができていれば、実は自分にとってはそうでもないと思っていただけで周りから見たら良い企画かもしれませんし、その発言をきっかけに他の誰かから名案が生まれていたかもしれませんよね。
恥を避けようとしたことでチャンスに巡り合うための可能性を捨ててしまったことになります。
自分への高い期待値は変身願望でもある一方で、その期待値が高ければ高いほど現在の自分への否定感情にもつながります。
理想の自分から現在の自分を否定されることで「恥ずかしい」という感情が強まり、行動へのハードルが大きく上がってしまいます。
まとめ
ここまで「恥をかきたくない」と思うほど感じる恥というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
恥をかきたくないという気持ちが強ければ強いほど、余計に恥を感じてしまう。
「恥」というのは自分が描いている「理想の自分」と「現実の自分」の間に生まれるギャップで、そういった「心理的つまずき」が恥ずかしいという感情を生み出す。
理想の自分から現在の自分を否定されることで「恥ずかしい」という感情が強まり、行動へのハードルが大きく上がってしまう。
というお話をしてきました。
感想
「理想の自分から今の自分を否定される」というのがすごく印象的な内容でした。
理想の自分を想像することは目標を達成するためにも大切なことだとは思いますが、逆にそれが今の自分を動けなくしてしまっては本末転倒ですよね。
自分では気づかないうちにやってしまっているときもありそうな気がしたので、このお話を読んで改めて注意していこうと思いました。