みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、「自分は何者」なのかを自分で決めるというテーマで「コーチング医が教える生きづらさを開放する未来型メタ思考」という本について紹介していきます。
セルフイメージで物事の受け止め方が変わる
みなさんは自分のことをどういう人だと思っていますか??
「自分を何者扱いしているか」というフィルターのことを専門的には「自己認識」や「セルフイメージ」と呼ばれています。
そして、自分のことを「どういう人」と認識しているかは、目の前の現実に大きく影響しています。
自分のおでこに「私は○○です!」と貼り付けて、歩いているようなイメージです。
どんなに頑張っても、この「私は○○です」がずれていると自分が望む現実を手に入れることが難しくなります。
その理由は、自分の周りにいる人はあなたのおでこに書いてある「私は○○です」に従おうとするからです。
「私は愛されない人です」と書いてあれば、周りの人は「あなたを愛してはいけないのですね」と認識されてしまい、一生懸命あなたを「愛さないように」行動します。
結果的に、周囲の人には邪険にされたり仲間外れにされてしまいます。
さらにこの「私は○○です」がどういう設定になっているかによって、全く同じ出来事が起きても、それを「本人がどう受け止めるか」が大きく違ってきます。
例えば、「私は仕事ができる人です」と認識しているAさんと「私はなにをやってもダメなやつです」と認識しているBさんがいたとします。
そんな二人が会社で仕事をしているとき、社長からポンっと肩を叩かれながら「おう!もっと頑張れよ!」と言われたとしましょう。
この言葉だけだと「期待しているからもっと頑張ってね」という意味なのか「まだまだ努力がたりないから頑張りなさい」という意味なのか真意はわかりません。
Aさんは自分のことを「仕事ができる」と思っているので「また自分の頑張りが社長から評価されたんだ!自分は、期待されているんだな!」と受け取ることができます。
それに対してBさんは、自分のことを「ダメな奴」と認識しているので「また注意されてしまった。どんなに頑張っても、もっと頑張れと言われてしまう」と受け取ります。
起きた現象は同じでも「私は○○」という器に入れてその出来事をキャッチするので、人によって全く違う受け止め方になってしまうのです。
セルフイメージを確認する方法
自分のおでこにある文字、つまりセルフイメージは、自分では気づきにくいことがよくあります。
もしおでこに本当に文字が書いてあれば、普通の鏡を見るだけでセルフイメージを認識することができますが、実際にはそんなにわかりやすく「私は○○です」とは書いていないので「鏡の役割をしてくれるもの」を見つけることが必要になってきます。
それが、目の前に起きている「よくない出来事」です。
人間関係のトラブルや「未完了」になっているタスクを振り返って「目の前の人が自分をどのように扱ったかが」そのまま「自分が自分をどう扱っているのか」になります。
また過去の出来事で繰り返しおきている出来事の共通点があれば要チェックです。
その共通点の中にも自分で自分をどう思っているのかというヒントが隠されていることがあります。
まずは自分で自分のことを何者扱いしているのか振り返ってみてはいかがでしょうか??
まとめ
ここまで「「自分は何者」なのかを自分で決める」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
「自分で自分を何者扱いしているか」というフィルターのことを、専門的に「自己認識」や「セルフイメージ」と呼ぶ。
このセルフイメージである「私は○○です」がどういう設定になっているかによって、全く同じ出来事が起きても、それを「本人がどう受け止めるか」がまったく違ってくる。
過去の出来事の共通点や目の前のトラブルを振り返ってみることで、自己認識の理解を深めることができ、目標を達成するために適切なセルフイメージができると目標が達成しやすくなる。
というお話をしてきました。
感想
確かに「自分はなにをやってもうまくいかない」と思っている人は、目標を達成するのは難しそうですよね。
僕も仕事をしていてお客さんとのトラブルには共通点があったので、自分の中に悪いセルフイメージがあったのかもしれません。
意識しないと気づけないことだと思うので、何度も同じトラブルに遭遇してしまう人やなにか問題を抱えている人は、一度自分の中にあるセルフイメージを振り返ってみてはいかがでしょうか??