みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、仕事にやる気って必要ですか??というテーマで「あやうく一生懸命生きるところだった」という本について紹介していきます。
「やる気」って本当に必要なの??
この社会はとにかく「やる気」が大好きです。
僕たち自身も「やる気=素晴らしいこと」というイメージがなんとなくありませんか??
もちろんひたむきに努力して頑張っている人を嫌う人は少ないと思いますし、逆に、自分が社長の立場で働く社員を選べるとしたら、やっぱりやる気のある人材を選ぶと思います。
しかし、仕事に対して「やる気があったらいいもの」から「当然、持つべきもの」になりつつある現在は穏やかとは言えません。
世論では「やる気をもとう」「やる気なしになしえることはできない」という意見が多数派で、本屋に行けば、失ったやる気を取り戻すための書籍がたくさん置かれていたり、そういった講演に参加する人も少なくありません。
そして、会社はどうでしょうか??
会社としても、当然、社員が愛社精神を持ってやる気をもつことを望んでいます。
どうやら会社はお金のためにはたらく人間ではなく、やる気をもってともに成長しようとする人間を望んでいるようです。
ここまでやる気が当たり前の世界になってしまうと、やる気が出ない人にとっては不利で、不安を感じてしまいます。
だから「ないやる気」を無理やり出そうとして、結果的に、数多くの「やる気コンテンツ」が注目されるようになります。
「自分の仕事にやる気がもてなくて心配です。」というのは、周りの友達や家族、仕事の同僚、ネットでもよくある悩み相談の一つだと思います。
でもこれはある意味仕方のないことで、好きでもない人を目の前にして「私はどうして、あなたのことを愛せないのかな」と悩むようなものです。
どんなに努力しても、愛せない時点でその人は恋愛対象ではありません。
これは仕事にも同じことが言えて、やる気の根っこの部分には愛情があって、やりたくないと思っているのなら当然やる気は出ません。
やる気コンテンツに触れて瞬間的に意欲が湧いても、それは決して長続きしません。
やる気とは他人から望まれて出すものではなく、自らが作り出すものです。
そもそも仕事にやる気は必要なんでしょうか。
たまにやる気が死ぬほどでない時でも会社に行って働く時ってありますよね。
その状態でも十分に働けているし、好きでやる仕事もある一方で、仕事のほとんどはお金を稼ぐためにあります。
労働の対価としてお金を受け取っているのに、やる気まで要求されるのは、ちょっとほしがりすぎだと思いませんか??
ないならないなりに目の前の仕事をたんたんとこなしていけばよいだけです。
もしかしたらそのうち仕事が好きになってくるかもしれないし、ほかにやる気を出せる仕事が見つかるかもしれません。
みなさんも知っての通り、やる気とは頻繁に生まれるものでも持続可能なものでもありません。
やる気はすり減るものなので、むやみに使おうとすると本当に必要なときに使えなくなります。
いつかやる気を注ぎたくなるような仕事や自分が心からやりたいと思えることのために、自分のやる気を大切にするほうが、人生が豊かになるような気がしませんか??
まとめ
ここまで「仕事にやる気って必要ですか??」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
「自分の仕事にやる気がもてなくて心配」という悩みは、好きでもない人を目の前にして「私はどうして、あなたのことを愛せないのかな」と悩むようなもの。
仕事も同じで、やる気の根っこの部分には愛情があって、やりたくないと思っているのなら当然やる気は出ない。
出ないやる気を無理やりだそうとすると、本当に必要なときに使えなるので、いつかやる気を注ぎたくなるような仕事や自分が心からやりたいと思えることのために自分のやる気を大切にする。
というお話をしてきました。
感想
やる気とかモチベーションって生きていくうえでの永遠の課題のような気がしています。
好きなことをしていてもやる気が出ない日はもちろんあるし、そういう時は思い切って休むか、淡々と目の前のことをこなし行くことが大切ですよね。
やる気はすり減るものっていうのがすごくその通りだなと思っていて、出ないやる気を無理に出そうとするとどうしても疲れちゃうし、そういう疲労がたまっていくと気分が鬱っぽくなっていって、自分が今までに楽しいと思えていたことが楽しめなくなったり、本当にやりたいことができなくなってしまうような気がします。
いつか出会えるやる気を注ぎたくなることのためにも、やる気は大切にしていきたいですね。