仕事が忙しい人におすすめの本【エッセンシャル思考】感想・評価・レビュー

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ブックログは年間120冊の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。

今回紹介するのは、グレッグ・マキューンさんのエッセンシャル思考です。

エッセンシャル思考は、「より少なく、しかしより良く」を目指し、仕事や日々の生活に対する向き合い方を解説している本です。

仕事が忙しかった時期に、効率化を求めて手にした本が「エッセンシャル思考」でした。

僕はこれまで「とりあえずやってみる」という考えで行動していたのですが、それでは良くないと気付くことが出来ました。

悩みすぎて行動できないよりは、とりあえずやってみるというのは良いことだと思っているのですが、この本を読むことでもう一段階上の考え方を学ぶことが出来ます。

この記事を読む前にぜひ読んでみてほしい内容ではありますが、紹介していきます。

目次

エッセンシャル思考の内容紹介

エッセンシャル思考は、「より少なく、しかしより良く」を目指した生き方です。

仕事において評価されたいと思う人は、様々な業務を引き受け信頼を得ようと考えます。

しかし、エッセンシャル思考においてその考え方は間違いであると指摘します。

自分が本当にやりたい仕事を見極め、一つ一つの仕事量を減らし、その分高いクオリティの品質までもっていきます。

これが「より少なく、しかしより良く」という考え方です。

本書では、「エッセンシャル思考とはなにか?」から始まり、エッセンシャル思考の身に付け方や考え方を解説していきます。

こんな人にオススメ

・仕事が忙しい人
・仕事がうまくいっていない人
・効率よく業務をこなしたい人

感想

優秀な人ほど成功のパラドックスに陥りやすい。
第1段階
目標をしっかり見定め、成功へと一直線に進んでいく。
第2段階
成功した結果、「頼れる人」という評判を得る。
「あの人に任せておけば大丈夫」と言われ、どんどん多様な仕事を振られるようになる。
第3段階
やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。
疲れるばかりですべてが中途半端になる。
第4段階
本当にやるべきことができなくなる。
成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。

p30

会社員として働いていて、仕事の出来る人に業務が集中してしまうことはよくあることだと思います。

周囲の人がフォローしてくれればそれが良いですが、必ずしもそうとは限りません。

仕事を任されるが故に、信頼が崩れてしまうのは嫌ですよね。

仕事ができる人ほど、エッセンシャル思考を身に付け「より少なく、しかしより良く」を実践していくことが大切だなと感じました。

ロースクール以外の選択肢を締め出すことは、ロースクールを選ぶことと同じだ。
ただし、前向きな理由からではなく、仕方なく選ぶだけ。

p52

気付かないうちにこの考え方をしてしまっていることがあるなと思いました。

苦しければ苦しいほど、選択肢がなくなっていくような感覚に陥ってしまいます。

苦しい状況の時ほど視野を広く、仕方なくという選択を減らしていきたいですね。

仕事や人間関係が辛く悩んでしまうことはありませんか??

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辛かったら逃げる(新しいことに挑戦する)という選択肢もあります。

常に自分の中に選択肢があり、自分で選ぶことが出来るようにしていきたいです。

これとよく似た例で、「顧客、従業員、株主の皆様をもっとも大切に考えます」というステートメントも見かける。
みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。
いざというときに顧客と従業員のどちらを大事にするのか、それが見えてこない。

p73

「全てを優先するというのはなにも優先していないのと同じ」という考えはなるほどなと思いました。

こういった優先順位が明確でないと、突発的な業務が出てきたときにどうしても判断に迷いが出てきてしまいます。

こうした気持ちが判断を鈍らせる。
現実から目を逸らしてしまう。
本当はノーと言って数分間いやな気持になるほうが、イエスと言って何週間や何カ月も後悔するよりずっとましだというのに。

p168

以前、友人から仕事の依頼がありました。

友人だからという理由で引き受け、平日は会社員として働いているので、どうしても休みの日に作業をすることになります。

僕はそれがすごく嫌だなと感じていたので、勇気を出して悪いなと思いつつもその依頼をお断りしました。

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断るときは少し億劫でしたが、断ることができて本当に良かったなと思っています。

この本を読んでいなかったら、今も後悔しながらその作業をしていたかもしれません。

ある実験では、37人の学生に対し、卒業論文の執筆に何日間かかるかという質問をした。
「すべてがうまくいった場合」の見積もりは、平均で27.4日間。
「なにもかもうまくいかなかった場合」の見積もりは、平均で48.6日間だった。
ところが実際、執筆にかかった時間は55.5日間と、最悪の見積もりを超えていた。

p228

僕自身納期のある仕事をしているので、作業にかかる時間をある程度見積もることが多いのですが、見積もり時間よりも作業時間がかかってしまうことがほとんどです。

なぜ実際よりも早く見積もってしまうのか、理由について諸説ありますが、「周囲によく見られたいから」とも言われています。

エッセンシャル思考においては、何事においてもバッファ(余裕)を持っておくことが大切です。

過去の失敗について、くよくよ悩んでしまうことは誰にでもあるだろう。
忘れたいのに何度も何度もその場面を再生してしまう。
あるいはこの先起こることについて、心配したり考えすぎたりすることもあるだろう。
考えてもどうにもならないことはわかっているのに、やはり不安で頭から離れない。

p271

過去の失敗を思い悩んでしまうのはよくあることですよね。

しかし、その悩みは脳の疲れの原因にもつながっています。

休みの日、休んでも疲れが取れないと感じている方はこれが原因かもしれませんよ!

そんな人にはこの本がおすすめです。

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最後に

僕は元々、とりあえずやってみようという考え方で色々なことに挑戦していました。

それが決して悪いことではありませんが、時には自分の本当にやりたいことを見極めていくことも大切なんだなと気付くことが出来ました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

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