みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、人間は意味の奴隷というテーマで「がんばることをやめられない」という本について紹介していきます。
人は生きていくために意味を見つけようとする
日々の生活の中で、なんとなく生きづらさを感じていませんか??
人は、感情や絶望に振り回されて、幸せとは反対の苦しい選択・考え方をしてしまうこともあります。
人間は生きていくための「意味」を深刻に必要とします。
みなさんも実際に、自分の人生の「意味」というのを考えたことはありませんか??
本来生き物は、遺伝子を次の世代に残していくことを目的としていますが、僕たちはそのためだけに生きることができません。
みんな自分の人生の中に意味を見出そうとしています。
この「意味」とは「物語」とも言い換えることができます。
「なぜ、自分にばかりこんなひどいことが起きるのか」
「なぜ、こんなに頑張っているのに報われないのか」
自分自身に起こる不幸があまりに大きくて理解できない時、多くの人は、「すべて私のせい」とか「あのときのバチがあたったんだ」という風に、自分だけを悪者にした物語を作ることで、そこに意味づけをしようとします。
これは、自分の身に降りかかるすべての不幸を説明してくれる、ある意味で最強の物語だからです。
「自分のせい」だと思い込むことで「頑張って自分が変われば、事態は好転する」というかすかな希望を見出そうとします。
「相手に原因がある」「相手が間違っている」ということを認めてしまうと、希望は見いだせなくなってしまいます。
その環境でなんとか生き抜いていくために自分が絶望しない道を探してきた結果、自分にすべての原因があるから、自分が変わればきっと今よりもよくなると考えようとします。
今生きづらさを感じている人がいたら、この考え方が原因になっているかもしれません。
過去の出来事を変えることはできませんが、起こってしまったことの解釈は変えることができます。
解釈をかえることができたら、これまでの「意味」や「物語」を新しい視点で見ることができるようになります。
そして、これからの行動を変えることができたら、今感じている生きづらさを少しでも和らげることができるかもしれません。
まとめ
ここまで「人間は意味の奴隷」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話をまとめると
人間は自分の人生に意味を見出そうとする。
自分自身に降りかかる不幸に対して「自分が変わればきっと事態は好転する」という、かすかな希望を見出すために 「自分がすべて悪いからこんな状況になっている」という物語を作ることで意味づけをしようとする。
この物語を別の視点で見ることで、これからの行動や考え方を変えることができるので、今感じている生きづらさを和らげることができるようになる。
というお話をしてきました。
今自分に降りかかっている不幸を、ただでさえつらい状況なのに 「全部自分のせい」と思い込んでしまうのは、かなりつらいことだと思います。
起きた過去を変えることはできなくても、解釈の仕方や見方を変えてみることで、新しい「意味」を見出すことができるので、次の自分の行動につなげることができるようになるというのは新しい発見だなと感じました。