みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、始められない人が始めない本当の理由というテーマで「いくつになっても恥をかける人になる」という本について紹介していきます。
「始める」というハードルを越えられない
新年の抱負を年内達成できた人の割合は、8~10%と言われています。
「やったほうがいいとは頭ではわかっているけどできていないことがある」というのは誰でも心当たりのあることかと思います。
資格の取得やキャリアアップのための勉強、SNSでの発信活動など、人によって目標は色々ですが、できない理由を「時間が足りないから」とか「準備が整っていないから」と言い訳を探してしまってはいませんか??
僕たちが行動できない本当の理由は、そのような言い訳が原因ではなく、実は心の奥底で「行動したくない」という気持ちが働いているからです。
「自分だってやればできる」
周囲の人が成果をだしているのを目にしたとき、心の中で自分にそう言い聞かせたことはありませんか??
じつはこれが、行動を始められない理由の一つにもなっています。
「自分はやればできる」という考え方は、前向きで自己肯定感にもつながりそうな思考のようにも捉えることができますが、この思いが強すぎると、行動してしまうことで「やってみたけどできなかったという結末を知るのが怖い」という気持ちにもつながります。
あえて行動しないことを選択することで、自分の中に可能性を残そうとしているんですね。
確かに「自分だってやればできる」という可能性を残しておくことで、自分自身の気持ちを安心させることはできます。
なので、なにか目標に挑戦するうえで心理的ハードルが一番高い時は「やればできる可能性」を捨てる最初の一回目にチャレンジする瞬間です。
逆に言えば、この瞬間を乗り越えることができれば、目標達成に向けて大きく前に進むことができるようになります。
「始める」をクリアした後にある「努力」を継続することの難しさ
次に、「一回目の挑戦」という高いハードルを越えた先に待ち構えているのが、努力を継続することの難しさです。
一念発起して始めた勉強や運動が長続きせず、三日坊主になってしまった経験はありませんか??
一度「始める」という高いハードルを越えることができたにもかかわらず、どうして続けるところで挫折してしまうのか。
その努力が続かなかった理由は努力や意思が足りなかったからではなく、自分が立てた目標が高すぎるのが原因かもしれません。
立てた目標に対して成果が伴わないと、どんどんと自信を失っていきます。
最初に高い目標を立てすぎる人ほど続けるのが困難になります。
このように、いきなり自分に高い目標を設定してしまう人は自分に厳しい傾向のある人です。
「自分はこうでなければいけない」とか「自分はこれくらいの成果を出すべき」という気持ちが強すぎると、周りの人からは順調に見えていることでも「やってみたけどできなかった」というラベルを自分に貼ってしまいます。
当然、一度「できなかった」とラベルを貼った行動を継続するのは難しいことです。
目標の高さが原因で行動が続かない人は、基準に達していないことに恥を感じるので、まだ達成するまでの過程にいる段階なのに「できなかった」という区切りを早めにつけてしまいます。
今できていないことはこれからできるようになるための過程にいる段階なので決して恥ずかしいことではないということと、自分の基準に達していない状態の自分を受け入れてあげることで初めて前に進ことができるようになります。
まとめ
ここまで「始められない人が始めない本当の理由」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
目標を立てて挑戦していくうえで、一番高いハードルは初めて挑戦をするとき。
これは「自分はやればできる」という可能性が「できないこと」という結論になってしまうのが怖いから。
「最初の挑戦」というこのハードルを越えることは目標達成への大きな一歩になる。
また、自分が立てた目標が高すぎると、
最初の高いハードルを乗り越えたとしても、挫折してしまう原因になる。
努力を継続するためには「目標を達成するための過程にいるから失敗して当たり前」ということを理解して、自分の基準に達していない状態の自分を受け入れてあげることで、初めて前に進ことができるようになる。
というお話をしてきました。
感想
最初に挑戦をするときって、段取りもよく分かっていないし、手間暇が余計にかかるので、ハードルが高く感じてしまいますよね。
一回やってみるとどんなものかわかるようになるし、やればやるほど要領がつかめてきて、時間や手間もかからなくなってくるので「とにかくやってみる」という考え方は大切だなと改めて感じました。