みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、イライラするときは実害があるかどうか考えるというテーマで「人間関係のモヤモヤは3日で片付く」という本について紹介していきます。
実際に起こっていることとこれから起こりそうなことの区別をつける
この本の中で主人公と仲がよくなれそうな、うみかさんという方が登場します。
「仲良くなれそうな」っていう含みのある言い方をしたんですが、最初のころは良かったけど、日がたつにつれてその印象は変わってしまいます。
後日うみかさんと再会すると、頼んでもいないのにどうやら有名な神社に行っておみくじや御守りを勝手に買ってきたり、頼んでいないのにおすすめのメイク方法や似合いそうな服をアドバイスしてくるようになりました。
そういった経緯があった後ということもあって、主人公はブログを運営していて一児の母ということはプロフィールに書いていたのですが、その情報からうみかさんが「忙しい時は子供も預かれるから頼ってね」という話になったことが、主人公にとっては「子供になにかされるんじゃないか」という恐怖に変わります。
そんな態度が急に怖くなってしまった主人公はうみかさんと距離を取り始めます。
距離をとった後、うみかさんがSNSで主人公の悪口をつぶやくためだけのアカウントを開設していることが発覚します。
それを知った主人公はSNSで悪口を書かれていることと、もし今後悪化したら子供にもなにかされるんじゃないかという恐怖にストレスを感じます。
その状況を知った元セラピストの親友が連絡をくれて話を聞いてくれます。
その時にアドバイスした内容というのが「今実際に起こっていることと、実際にはおこっていないけど自分が起こりそうと感じている恐怖を分ける」という方法です。
さっきお話した物語で言うと、実際に起こっているのは「うみかさんがSNSで主人公の悪口を書いていること」で、起きたらどうしようと思っていることは「子供にも影響があるかもしれないこと」ですよね。
この実際に起きていることと、これから起こりそうなことがごっちゃになってしまうと、不安というのは余計に大きくなっていきます。
まずは、妄想と現実の区別表を作り、現実の部分に集中して対応することで、大きかった不安を少しでも和らげることができるようになります。
まとめ
ここまで「イライラするときは実害があるかどうか考える」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話をまとめると
他人に対してイライラしてしまう時は、現実と妄想がごっちゃになっていると不安が大きくなってしまうので、実際に起こっていることと自分が想像しているこれからも起こりそうなことの区別を行う。
現実と妄想の区別ができたら、現実に起こっていることに対して集中することが大切。
また、区別ができると感じている不安を少しでも和らげることができる。
というお話をしてきました。
感想
このお話を読んで「すごく分かるな!」と感じたので今回紹介をさせていただきました。
僕はフリーランスとして活動していて、お客さんにイライラしてしまうことが最近ありました。
サイトを作っていて、デザインの制作が完了すると、「コーディング」と言ってプログラミングをしてサイトとして見られる状態にするのですが、基本的にはコーディングの段階に入るとデザインの変更は手間がすごくかかるのでできないんですよね。
その説明は、デザインを確認してもらった段階でもちろんお話するんですが、コーディングが終わって完成してからデザインの変更を要望するお客さんも稀にいます。
この時に「僕はちゃんと確認したのになんで今になって言うんだよ」って少しイライラしてしまうときがあったんですが、今回お話したように現実と妄想の区別がうまくできていなかったなということが分かりました。
この時の現実は「デザイン変更の依頼があった」ことで、僕の中の想像には「今回だけでなく、他にもたくさんの変更を要求されるかもしれない」という恐怖があったので、余計にイライラを感じていました。
現実と妄想の区別ができたら「他にもたくさんの変更を要求されるかもしれない」というのは一旦おいといて、まずは現実に集中して、実際に要求された修正に対応するかどうか、対応するとしたら何回までなら対応するかを伝えることになります。
相手がこうするかもしれないという想像が不安材料の中に加わってしまうと余計にストレスを感じてしまうので、しっかりと区別するようにしていきたいですね。