価値観の執着を手放す | 人間関係のモヤモヤは3日で片付く

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みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。

今回については、価値観の執着を手放すというテーマで「人間関係のモヤモヤは3日で片付く」という本について紹介していきます。

目次

モヤモヤの原因は「こうなるだろう」という価値観

この本の中で、主人公がとあるフリマアプリを利用していたときの出来事が紹介されています。

その日は雑な気分で、雑に買い物をしていて、ステッカー色々シールという商品を発見して購入をしたのですが、10枚で1セットではなく、10枚の中から1枚を選んで購入するという商品で、10枚で1セットと勘違いしていた主人公はその商品を購入します。

2日後にフリマアプリを見てみると、商品の出品者から連絡がきていて「10枚あるシールの中でどれが欲しいのか連絡してほしい」というメッセージが届いていました。

「1枚だけならいらないな~」と思っていた主人公ですが、途中でキャンセルをするとペナルティが発生してしまうこともあり結局購入をします。

さらに、出品者から連絡が来ていたのが2日前で、2日間返信なしの状態になってしまっていたため、フリマアプリではよくある低評価をつけられるのが嫌だなと思った主人公は、お詫びにもう一枚のシールも購入することにしました。

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結局主人公は、10枚1セットで500円だと思っていたシールを購入したけど、それは1枚500円であり、10枚あるうちから1枚を選んで購入するという商品で、そのシールを2枚買ったため1000円払ったということです。

2日間返信をしていなかったけど、こちらはお詫びとしてもう一枚シールを買ったから低評価はつけられないだろうと思っていた主人公ですが、やり取りが終わってからついた評価は「低評価」でした。

客観的にみれば、どちらかというと悪いのは、雑に買い物をしていて商品の詳細を確認せずに購入した主人公であり、「お詫びの気持ちとして商品を買ったから低評価をつけないで」というのは主人公が勝手に思い込んでいたことで、出品者にとっては関係がありません。

それ自体は主人公もわかっていて、頭では分かってはいるのですがどうしてもイライラしてしまいます。

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こういう経験は日常生活の中でもよくあると思っていて、仕方のないことだけどうまく呑み込めない時ってありませんか??

この「うまく呑み込めない」「モヤモヤする状態」になってしまうのは自分の心を抑えこもうとしているから感じてしまっていることかもしれません。

今回の主人公の例で言うと「フリマアプリで2日間連絡が遅れちゃったけど、お詫びにもう一つ商品を購入したから悪い評価はつけないよね」という価値観がありましたね。

けれど、相手のとった行動は「こうしたらこうなるもんだ」という自分法則と逆の結果になってしまって、まずはそこに戸惑います。

このとき心の中では、自分がそうあるべきと思っていた状況になんとか戻すことができないかという気持ちになりますが、現実的にはその状況をなんとか受け入れる方法しかないので、心は出口がなくてパニックになってしまいます。

これが「頭ではわかっているけど、それがうまく受け入れられない」というモヤモヤした状態です。

このモヤモヤした状態をうまく受け入れるためには、「悲しい」「つらい」という感情をしっかりとやりきることが大切です。

頭ではわかっているけど状態になってしまうと「現実的には対応できる手段がないし納得してくれよ」と、心を押さえつけてしまっている状態です。

ですが、それだとモヤモヤが残ってしまうので「自分としてはこういう状態になってほしかった」というのを理解して、悲しいという気持ちを感じてあげること。
悲しかったね、つらかったね、びっくりしたね。
と、心に問いかけてあげるだけで、負の感情は徐々に落ち着いていきます。

まとめ

ここまで「価値観の執着を手放す」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??

今回のお話をまとめると

自分が「こうなるだろう」と思っていた状況がそうはならなかったとき、そしてその状況を変えるのが難しい時というのは、頭ではわかっているつもりでもそれを受け入れることができずにモヤモヤの原因になる。
そういうときは、自分がどうなってほしかったのかということを理解して、悲しいという気持ちを感じてあげることが大切。
「悲しかったね、つらかったね、びっくりしたね」と、問いかけてあげることで心が落ち着く。

というお話をしてきました。

感想

頭ではわかっているけど「なんかモヤモヤする」というのは日常生活の中でもよくあることだと思います。

無理にそれを納得させようとするのではなく、その感情に気づいてわかってあげるだけでも気持ちが楽になるので、是非試してみてください。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

プロフィール
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