ブックログは年間120冊の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については小さな習慣という本の紹介をしていきたいと思います。
この本は、スティーブン・ガイズさんという方が書かれた本で、この方の経歴について少し調べてみたんですが見つかりませんでした。
自己成長に関する調査や執筆をしていて、2012年の自己啓発ブログで一位だったそうです。
みなさんは、目標をたてたりしてこれから継続していこうと思っていたけど、1週間で終わってしまったという経験はありませんか??
僕自身もそんな経験が何度もありました
「小さな習慣」は、タイトルからもなんとなくの内容は想像できるかもしれませんが、習慣化したいと思っていること、例えば、運動とか勉強とか今僕が書いているブログとか色々ありますよね!
それらの習慣を、小さすぎて失敗すらできないくらいの行動に落とし込んで、それを毎日欠かさずに行っていくという方法です。
運動を習慣にしていきたいと考えているのであれば、1日1回だけでもいいから腕立て伏せを行うとか、勉強を習慣化していきたいのであれば、1日5分間は必ず机に向かうというような感じです。
運動を毎日1時間行うという大きい目標だと、すぐに挫けてしまいそうな人でも、1日1回の腕立てなら頑張れそうな気がしませんか??
「それくらいなら絶対に失敗しないで毎日続けられる」と思えるくらいの小さな目標に落とし込んで
それを毎日こなしていきます。
そして、その小さい習慣を実際にやってみたときに、もしも腕立て1回だけではなく、「おまけで+10回できそうだな」と思ったら、プラスでこなしていき、もっともっと出来そうであればどんどん増やしていきましょう!
ついでに腹筋もできそうなら腹筋もしてみてください。
そして、気付いたら運動を始めて、1時間たっているかもしれません。
次の日も同じです。
腕立て伏せ1回だけは必ずやる。
もしやる気がでなければそこで終わってもいいし、プラスでできそうなら続けてください。
もしハードルが高いと感じるなら
もし腕立て伏せ一回だけでも、ハードルが高いと感じる人はもっと小さくしていきます。
腕立て伏せの姿勢をとるだけもいいし、地面に寝転がるだけでも大丈夫。
そして、小さな目標を達成することができたら、目標は達成したのでそこでやめても大丈夫です。
もし、もう少しだけ頑張れそうなら次のステップに進んでいきます。
小さい目標を達成して、次のステップに移るコツ
運動を習慣にしようと思っている人が、寝転がるくらいならできるという1日の小さな目標を掲げたとします。
実際に寝転がって目標は達成。
けど、腕を地面についてみるくらいならまだ頑張れそうだ。
1回だけなら腕立てできるかな。
1回だけやってみたけど、もうプラスで10回だけやってみよう!
腕立てのメニューが終わったら、とりあえずやるかどうかは別として、腹筋マットだけ敷いてみようかな。
姿勢をとるだけならまだ頑張れそうだ。
1回だけやってみるか。
1回やってみたけどプラスで10回やろう!
という感じです。
1つ注意点として、先ほどの例で言うと、目標は寝転がるところまででしたよね。
そこからおまけの内容を決して強制してはいけません。
もし次のステップに移るのが難しければ、無理をせず辞めてしまって大丈夫です。
これは著者が実際にやってみた習慣化していくための取り組みで、実体験でもあります。
そして本書では、なぜ習慣化につながっていくのかという科学的な根拠についても解説されています。
その科学的な根拠とは
習慣化につながる根拠とは大きく2つあります。
1.脳は大きな変化を嫌うから
みなさんは「自分の習慣はなにがありますか?」と聞かれたときに、1日の中でどれくらい習慣的な行動をしているか分かりますか??
私たちの行動の約半分は、習慣でなりたっているという研究結果があり、習慣による行動というのは非常に大切なものです。
そして脳は大きな変化を嫌います。
その理由は「今、生きていられるんだから無理に何かを変える必要はない」と生存本能の一つとして、新しい行動を取り入れようとすると、頭の中ではこうした働きが行われるからです。
逆に言えば、良い習慣を身に付けることができれば、その習慣は死ぬまで自分自身に大きなメリットを与えてくれます。
この新しい行動というのは大きい変化であればあるほど、頭の中では反発しようとする力が強くなっていきます。
小さな習慣は、小さい変化で習慣化していくことで反発する力を極力小さくして、良い習慣を身に付けていくことができます。
2.何事も最初のアクションが難しい
やる気がどうしても出ないときはとりあえず5分間だけ作業してみると、後からモチベーションが追い付いてくるという話を聞いたことはありませんか??
この考え方ですが科学的にも根拠はあって、行動することによって「偏桃体」というやる気物質をだす脳の部分が刺激されて、結果的にやる気になれるそうです。
「そんなの、動けたら最初からやってますよ!」という話ではあるんですが、小さな習慣は最初の一歩目を可能な限り小さくすることで、どんなにやる気が出なくても最初の一歩目を踏み出せることができるようになります。
最後に
習慣化に限った話ではなく、最初の一歩目を踏み出すのが難しいときって普段の生活の中でも
よくありますよね。
なので、小さいステップに分けて考えるという方法はすごくいいなと思いました。
今回紹介した内容以外にも、より具体的な方法や小さな習慣が習慣作りになぜ効果があると言い切れるのかという根拠等についても、紹介しきれていない部分が沢山あるので、もし気になった方はぜひ一度よんでみてください!