みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、生きづらさの原因は潜在意識で作られるというテーマで「すべて潜在意識のせいでした」という本について紹介していきます。
潜在意識の影響
この本のタイトルにもある「潜在意識」ですが、意識の中には「潜在意識」と「顕在意識」の2つの意識があります。
潜在意識とは
自覚されていない意識のことで、過去の経験などに基づいて無意識のうちに蓄積された価値観や習慣、思い込みなどによって形成されると定義されています。
顕在意識とは
明瞭に自覚されている意識で、表面的な意識と定義されています。
それぞれの意識の特長
潜在意識は、無自覚な領域で、例えば子供の頃に親や友達の影響を受けて形成されたものが多いです。
自分では気づいていないことも多く、例えば話すのが苦手だったり、逆に聞くのが苦手だったりすることも、潜在意識によって作られていることがあります。
また、過去のトラウマが、今の苦手なことに影響している場合もあります。
顕在意識は、自分がこうありたいと願う意識で、例えば「余裕のある大人になりたい」といった願望が含まれます。
潜在意識が人格に与える影響の大きさ
人格に与える影響としては、潜在意識が99%、顕在意識が残りの1%と言われるほど、潜在意識の影響は大きいです。
例えば、潜在意識の中で「自分なんかが幸せになってはいけない」と思い込んでいると、無意識に不幸を引き寄せることがあります。
顕在意識では「幸せになりたい」と思っていても、潜在意識の中のネガティブな思考が不幸を引き寄せることがあるのです。
潜在意識の書き換える方法
潜在意識を書き換えることができないと、願望を実現することは難しいです。
潜在意識は無意識の中にあるため、自覚するのは非常に難しいですが、それを確認するためのワークがあります。
1.体をリラックスさせて3回深呼吸する
2.気持ちを落ち着ける
3.目の前に一輪の花があることをイメージする
4.その花の色、形、大きさ、香りを感じてみる
この花は、自分の潜在意識を表しているものです。
例えば、活発で行動力のある人は、赤く大きな花がイメージされるかもしれません。
逆に、人と関わりたくない、もしくは自分一人の時間が大切だと思う人は、暗めの色の花がイメージされるかもしれません。
心に存在するイメージ
この本とは少し関係ないのですが、以前初めてカウンセリングを受けた時、カウンセラーの方から「心の中にもう一人の自分がいると想像できますか?」と質問されました。
その時、自分の心の中に、白い雲のような存在がイメージできました。
その雲には手足が生え、顔もありましたが、嫌なことがあると雲の色が暗くなり、どんよりした色に変わっていきます。
心の状態をイメージすることで、潜在意識を感じることができるようになるのでお勧めです
潜在意識と心の状態
心の中にもう一人の自分を想像することで、潜在意識の感情を感じ取りやすくなります。
今回のワークで花をイメージすることで、心の状態を意識することができるようになり、自分の心が何を訴えているのかを感じ取ることができるかもしれません。
心が訴えることに気づくだけで、心が楽になることもあります。
嫉妬は成功の兆候である
潜在意識が変わると、嫉妬の感情が芽生えてくることがあります。
例えば、結婚したいという願望があると、婚活を始めることで潜在意識が徐々に「結婚したい」という意識に書き換わっていきます。
しかし、上手くいかない状態が続くと、他人の幸せを見て嫉妬するようになってしまいます。
ですが、これは潜在意識が変わっている証拠です。
この嫉妬の感情を理解せずに放置すると、逆にネガティブな方向に行ってしまうことがあります。
そのため、嫉妬を感じたときは、それが潜在意識の変化の兆候であることを理解し、前向きに行動することが大切です。
周囲の人と潜在意識の関連
本の中で、特に印象的だったのは「自分の周囲の人は潜在意識の反映である」という章です。
他人は自分の分身であり、今周りにいる人たちは自分の潜在意識に似た性質を持っています。
他人の悪い部分が気になるとき、それは自分の中にも同じ部分があるかもしれません。
自分の周囲にいる身近な存在の人が、どういう人たちなのか、ということを理解すると、自分の潜在意識を認識することができるようになります。
潜在意識を変える方法
ここまで、潜在意識を認識するための方法について解説をしてきましたが、潜在意識を変えるためには、紙に実現したいことを書き出して定期的に見返すことが有効です。
潜在意識はすぐには変わりませんが、何度も繰り返すことで徐々にアップデートされていきます。
例えば、欲しいものを好きなだけ買う、年収1000万円になるなど、ワクワクするような目標を立ててみてください
書き出した目標を定期的に見返すことで、潜在意識が書き換わり、目標を達成することができるでしょう。
潜在意識がストレスにつながる可能性
子供の頃の記憶でパッと思いつくことがあると、それは怒りやストレスの原因になっていることがあります。
例えば、親が忙しくて遊んでもらえなかった記憶がある場合、それが潜在意識の中で怒りにつながっていることがあります。
その怒りを無視せず、言語化して整理することで、心のモヤモヤが晴れるかもしれません。
「なんかわかんないけどモヤモヤする」と感じている人は、そういう自分の潜在意識を見てみることも大切です。
まとめ
ここまで「生きづらさの原因は潜在意識で作られる」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
潜在意識は思考の99%を占めている。
自分の周りに存在する人たちは自分の分身であり、どんな人か分析をすることで潜在意識を確認することができる。
潜在意識を書き換えるためには、やりたいことを紙に書き出し、定期的に見返すことで徐々にアップデートされる。
潜在意識を変えることで人生はどんどん好転していく。
というお話をしてきました。
感想
他人は全て自分の分身というのが個人的にすごく納得していて、他人の悪いところを想像して自分にも当てはめてみると、自分も同じようなことを他の人にしてしまっていたり、あてはまっていることもよくあるんですよね。
潜在意識を変えて、もっと生きやすい環境を整えていきたいなとこの本を読んで感じました。