
みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、優秀な人が意識的に使っている錯覚資産というテーマで「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」という本の内容について紹介していきます。
錯覚資産とは
みなさんは「錯覚資産」という言葉を知っていますか??
例えば
みたいな肩書とか大きな実績のある人を目の前にしたとき
と、肩書や実績以上にその人のことを実力以上の存在として認識します。
会社で仕事がめちゃくちゃできる人と認知されている人は、実際にどうかはわからないけど『家の中もきれいに整理整頓されてて、休日は読書をしながら優雅に過ごしているに違いない』みたいなイメージが勝手に湧いてくることってありませんか??
対して、仕事ができない人に対しては『休みの日もダラダラすごしているのかな?』と思ってしまいがちです。
これもその人の肩書やこれまでの実績から発生する錯覚資産になります。
錯覚資産は脳が無意識に引き起こすもの
この錯覚資産というのは脳が勝手に引き起こすもので『自分は見た目や肩書でその人を判断していない』と思っていても、実際には自分の気づかないところで判断をしています。
そして優秀な人というのは、この錯覚資産をうまく利用することで、周囲の人から有能と判断されて
・より良いポジション
・優秀な上司
・多くのチャンス
等を与えられて成長の機会を多く与えられることになります。
本当に実力がある人よりも、錯覚資産をうまく利用して、実力はないけど実力がうまくあるように見せることが上手な人はより多くのチャンスを与えられる機会が増えるので、自然と実力も身についていき、結果的に本当に実力がある人の能力を上回っていくという仕組みです。
錯覚資産を手に入れるためには
この錯覚資産を手に入れるためにはどうすればよいのか。
成功するためには錯覚資産が必要ですが、錯覚資産に必要な肩書や実績を手に入れるためには最初の成功を手にする必要があります。
最初の成功を手にすることができればハロー効果によって錯覚資産がどんどん増えていきます。



最初に紹介した、肩書や大きな実績があるとそれ以外の部分もよく見えてしまう現象ですね
この最初の成功を手にするための一番簡単な方法は「確変」が入るまでは小さく賭けることです。
・まずはいろんなことに小さく賭ける
・ハロー効果が得られそうな仕事や役割に手をあげて色々チャレンジしてみる
チャレンジして成功するかどうか実力よりも運によるところが大きいので、とにかくチャレンジを繰り返す。
一つでもたまたま成功することができて、ハロー効果を得ることができたら、そのハロー効果を利用してよりよい環境を手に入れていきます。



たまたま任された仕事が成功して会社の売り上げに貢献することができたら、その実績を利用してもう少し重要な案件を任せてもらう、みたいな感じですね。
『ハロー効果』は具体的な数値があるとより効果的
ハロー効果を狙っていくうえで、具体的な数値を伴う成功はより大きな効果があります。
・半期で1億円売上ました
・ユーザー数が50%増加しました
・フォロワー数が4か月で50%増えました
など、具体的な数値があることで瞬時にハロー効果を発生させ、錯覚資産を増やしていくことができます。
まとめ
ここまで「優秀な人が意識的に使っている錯覚資産」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
肩書や大きな実績があることで、他人が自分の能力を実力以上に評価することを錯覚資産という。
実力がある人よりも、実力があるように見せる能力の高い人の方が、より良い環境・チャンスを与えられ結果的に実力が向上する。
まだ実績がない段階で最初の錯覚資産を手に入れるためには「確変」に入るまでとにかく小さく賭けていき、運よく成功出来たらその錯覚資産を利用してより良い環境を見つけていくことが大切。
というお話をしてきました。
感想
自分より能力が低いと思っていた人が成功していたら悔しいですよね。
これはその人がほんとは自分よりも能力が高かったのではなくて、錯覚資産をうまく活用していただけかもしれません。
人はそういう見た目とか肩書で判断しないようにしていても無意識の中でそう感じてしまうものなので、錯覚資産をうまく利用してより良い環境を手に入れていきたいですね。