ブックログは年間120冊の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回紹介するのは犬飼ターボさんの仕事は輝くです。
以前、同じ著者である犬飼ターボさんの「CHANCE」という本を読み、内容がすごく面白くて他にもないかなと調べたところこの本に出会いました。
テーマについては仕事、やりがいです。
「仕事は輝く」は物語形式になっており最後まで楽しく読むことが出来ました。
自己啓発の本を読みたいけど最後まで読めない人や途中で飽きてしまう人におすすめの一冊です。
内容紹介
とある湾岸都市で石切職人を生業としている主人公アルダ。
繰り返される単調な仕事に辟易としていたある日、彼の目の前に「成功の巻物」を持つ不思議な老人が現れる。
なけなしのお金をはたき、その巻物を手に入れたアルダ。
そこから彼の人生は大きく動き始めるのだった。
こんな人にオススメ
・今の仕事が楽しくないと感じている人
・仕事に楽しさを見出したい人
・今の仕事が好きじゃない人
仕事は輝くの見どころ
仕事をテーマにしたこの本は、人生の中で大半を占める「仕事」とどう向き合っていけば良いのかについて描かれています。
今の仕事にやりがいを感じることの出来ない主人公:アルダは、物語を通して仕事のやりがいや楽しさを見つけていきます。
物語の中でアルダが実践していった方法に注目です。
感想
一人の職人が結び方に失敗し、途中でほどけてしまった。
p48
「ああ、申し訳ねえ。みんなの作業を止めてしまって申し訳ねえ」
アルダは謝ってないで早く結び直して欲しいと思った。
中略
自分を責めて反省することは、謝っている時間と同じように必要がないんだ。
悪ければ改善すればいい。
これは決して反省はしなくていいということではなく、必要以上に自分を責めなくても良いということです。
なにか失敗してしまった時、自分を責めすぎていませんか??
失敗してしまったのなら改善すれば良いだけです。
僕も失敗してしまうと引きずってしまうタイプなので、アルダを見習って自分を責めすぎないようにしていこうと思いました。
「アルダ。もう、これからはいちいち了承を取らなくていい。事後に報告だけしろ。」
p117
中略
信頼された。体が熱くなった。
今までより広い権限を手に入れたのだ。
そして、この”信頼”と”権限”仕事の報酬なのだと気付いた。
信頼を得ると、自由にできる範囲が広がる。
すると、やりがいを感じる。
信頼されると嬉しいですよね。
この時のアルダの気持ちがすごく分かります。
僕は会社員として働いていますが、少しずつ自分一人で出来ることが増えてくると仕事が楽しいと思えることが増えて気ました。
「でも、ぼくには君ほどの才能はないんだよ。団長にも選ばれなかった」
p145
「それは俺のほうが団長に向いているからだ。お前には俺ができないことがあるだろう」
他人と比べて自分は出来ないと感じてしまうことはありませんか??
僕はよくこの人には負けたくないと思ってしまうことがあるのですが、そもそもその考えがよくないなと感じました。
それぞれに得意なことがあるので、その能力を活かせる分野で活躍していきたいですよね。
最後に
小説は好きだけど、自己啓発やビジネス書は苦手と感じている人におすすめの一冊です。
ジャンル的には自己啓発のような部類に入ると思いますが、内容自体は物語なので読んでいて面白いです。
僕はこの本を読んで仕事に対する向き合い方が変わりました。
他にも紹介しきれていない内容が沢山あるので、気になった方は是非読んでみてください。
また、同じ著者が書いた「CHANCE」という本もおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。