ブックログは年間120冊の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです
今回紹介するのは、樺沢紫苑さんの神・時間術です。
この本は、超多忙なスケジュールをこなしているにも関わらず、仕事では実績を残しプライベートも充実している著者が、上手な時間の使い方について解説するお話です。
テーマについては時間の使い方です
僕自身仕事で忙しい毎日を送っているので、この本を読んで少しでも時間の使い方が上手になりたいなと思い読んでみました。
実際に試してみて良かったなと思えたことがいくつもあるので、忙しい人にはぜひ読んでみてほしい一冊です。
ストーリー
「もっと時間を有効活用して、仕事で結果を出したい」
「自分のための勉強したいけど、毎日忙しすぎる」
「もっと家族と過ごす時間がほしい」
「たまにはのんびりする時間を持ちたい」
あなたもこんなふうに思っていませんか?
1日24時間はすべての人間に平等に与えられています。しかし、現実には、能力の差、収入の差、仕事の結果などで大きな差が生まれています。
その理由は、なぜなのでしょう?
それは「時間の使い方」に差があるからです。
時間の使い方で人生が全て決まるのです。
こんな人にオススメ
・仕事が忙しい人
・自分の時間が欲しい人
・仕事を効率的に終わらせたい人
神・時間術の見どころ
神・時間術は日々の仕事をいかに効率的にこなしていくかについて書かれています。
仕事を行っていく上でどうすれば効率が上がるのか。
午前中は何をしたらいいのか、午後にはこの作業をすると良い、昼休みの過ごし方は?など。
日々の業務をいかに効率よくしていくか、そんな方法に注目です。
感想
2016年の統計によると、日本の労働生産性は、OECD加盟34か国中22位です。
p48
主要先進7か国では22年連続最下位となっています。
中略
「日本人が優秀」というのはまったくの幻想です。
日本人は世界的にみて、圧倒的に効率の悪い働き方をしているのです。
それでも日本はGNPで世界3位です。
つまり効率が悪い分、長時間労働でカバーしてきたのです。
日本人は世界的に見ても優秀なほうだと思っていました。
しかし私たちは決して優秀なわけではなく、長時間労働で能力の差を補っているだけだったのです。
雑念のほとんどは「予定」「スケジュール」であり、「やるべきこと」「ToDo」なのです。
p84
ですからそれを「スケジュール帳」や「ToDoリスト」に書き出します。
できれば「デジタル」ではなく「紙」に書いて、目の前や机の横など、目に入るところに置いておくといいのです。
これは本を読む前から実際にやっていたことだったのですが、この方法はかなりおすすめです。
書き出すことで次やることが明確になるので、頭の中がすっきりします。
またすべての工程を書き出すことで、スケジュールの管理も行いやすくなります。
人間の脳は、視覚情報の処理に脳のキャパシティの90%を使っていると言われます。
p158
パソコンに向かって仕事をするデスクワークに人は、仕事による視覚情報の処理で脳が疲れています。
「見る」「読む」という作業で脳が疲れているわけですから、休憩時間くらいは「見る」「読む」ことから脳を解放すべきです。
一日中休憩なしで、脳のキャパシティを90%以上使用していたら効率が悪くなっていくのも当たり前ですよね。
昼休みはしっかり休憩することで午後のパフォーマンスを上げることが出来ます。
僕は昼休みに仮眠をとるようにしたら、眠くなることがなくなって効率上がりました。
スマホが脳に与える影響についてもっと知りたい方はこの本がおすすめです。
さらに目をつぶるよりも、もっと効果的に脳を休める休息方法があります。
p161
それが、「瞑想」や「マインドフルネス」(瞑想の一型)です。
瞑想は心が軽くなるのでおすすめです。
ストレスの解消・脳の休息に効果があり、さらには集中力を鍛えるトレーニングにもなります。
瞑想を行うことで、普段私たちがどれだけ考え事をしているのかわかるようになります。
瞑想・マインドフルネスに興味がある人、日頃の疲れがとれないと感じている人は是非この本を読んでみてください。
寝る前15分は、「記憶のゴールデンタイム」です。
p202
つまり、「失敗体験」を振り返りながら眠ると、それが強烈に記憶されるということを意味するのです。
中略
「人間は寝る前に考えた人間になる」という言葉がありますが、これは心理学的に正しいのです。
勉強する際には、「暗記科目は寝る前にやったほうが効率が良い」と聞いたことがある人も多いと思います。
「人間は寝る前に考えた人間になる」というのはすごく本質的だなと感じました。
ネガティブなことを考えながら寝ると、脳にその感情が刷り込まれてしまうので要注意です!
「迷っている」というのは、時間の無駄です。
p227
「今、決断しない」ということは、「後からあらためて時間をとって、じっくりと考え直す」ということを意味しますが、これまた時間の無駄の連鎖を生みます。
直感的に考えたものと、しっかりと考えて出した結論はほとんど同じ結果になったという研究があります。
どっちにしようかなと悩んでいる時間は無駄でしかないんですね。
(もちろん決断の重要度によっては時間を要する場合もありますが。)
日々の決断は早くするというのはすごく効率的だなと感じました。
最後に
効率的に業務を行うことで、日々の時間を作りだすというのは結構曖昧な表現であまり信じられないという人もいるかと思います。
僕も読んでいて、「これで本当に時間が作れるのか?」と疑問に感じました。
しかし、ブログ記事を書いていて夜書くよりも朝に書いたほうが効率的なのも確かです。
脳の特性を理解して、高いパフォーマンスを維持するのはとても重要なことだなと感じました。
話は変わりますが、朝、早起きできないのには科学的な理由があることを知っていますか??
僕はこの理由を聞いて「なるほど!だから朝起きれないのか」と納得しました。
また朝つらい原因を知ることが出来て、早起きが出来るようにもなりました。
この理由が知りたい人、この本を読んでみたいなと思った人は、他にもこの記事では紹介しきれていないことが沢山あるので是非読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。