みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、頭の良い人は賢いふりをしないというテーマで「頭の良い人が話す前に考えていること」という本の内容について紹介していきます。
賢い人、頭の良い人とは
この本を書いた著者はコンサルタントの仕事していて、約20年前には、お客さんが不安になるような振る舞いしかできず「安達さん、大丈夫?」と、クライアントから心配をされたことがありました。
コンサルタントは相談にのる立場でクライアントを心配にさせてはいけないので、この言葉はコンサルとして失格ともいえる言葉です。
この日から必死でクライアントの信用を取り戻すため、お客さんにどのように話し、どのように振る舞えばいいのか。
お客さんの悩みをどう取り扱えばいいのか。
という言ってしまえば「賢い振る舞い」を身につけるための努力をしてきました。
ここで言う賢い振る舞いというのは、賢いふりをするということではありません。
賢い人・頭の良い人というのは、自分が自分で頭がいい・賢いと思っているからそうなのではなく、他者からみて「あの人は頭がいい」とか「あの人は賢い」と思われて初めて、頭がいい・賢い人と言えます。
あくまで他人軸というのが重要で、例えば知識の量がほかの人よりもたくさんあってめちゃくちゃ博識の人がいたとします。
頭の良さを判断するためには「知識の量」も一つの指標となりえますが、こちらが聴いてもいないのに相手の意図を理解せずただただ知識を披露していたらどうでしょう。
これは他人からうざがられるだけで、頭のいい人・賢い人とは言えませんよね。
この例えでいうと、賢い人の振る舞いというのは、相手がどういう情報を求めているのか、何に困っているのかを探ってから自分が持っている知識で役に立てる情報を相手に伝えます。
「賢いふり」の代表的な行動
このことから賢いフリをする人というのは、本当の頭のいい人の賢い振る舞いとは真逆の行為となります。
賢いふりをしている人の代表例として挙げられるもう一つの行動というのが「なんか言っているようで、なにも言っていない発言」をする人たちです。
例えば、新商品の具体的なアイデアを検討する場で「ユーザーのニーズをとらえて、適切に施策を打つべきですよね」と、いかにも正しいけど、なんのアイデアにもなっていない発言をする人がいます。
他にも、お客さんからクレームがあり賢いふりをする人に相談したところ「お客さんにとって何が一番か、よく考えて」と正論だけど中身のないアドバイスなど。
このような発言は間違っているわけではありませんが中身が全くありません。
こっちとしては「そんなの百も承知でそれを踏まえてどうするかを考えてるんだよ」と突っ込みたくもなりますよね。
実際には中身がない「賢いふり」は、その場しのぎには良いですが人の心を動かすことはできません。
このような発言を繰り返していると、聞く耳を持たれなくなってしまい、また、賢い振る舞いとは真逆の行為となってしまいます。
まとめ
ここまで「頭の良い人は賢いふりをしない」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
賢い人・頭のいい人の基準は自分ではなく、他者から見てどう思われているかによって変わる。
そして、本当に賢い人というのは、賢い振る舞いを行うが決して賢いふりはしない。
「ユーザーのニーズをとらえて、適切に施策を打つべきですよね」や「お客さんにとって何が一番か、よく考えて」という発言は、正論のようで中身のない発言は賢い振る舞いとは真逆の行為となる。
というお話をしてきました。
感想
僕も昔、会議に参加してますよ感を出すためにこんな発言をしていたような気がします。
もし心当たりがある人がいれば一緒に直していきましょう!