みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、AIによってなくなっていく仕事とはというテーマで「10年後のハローワーク」という本の内容について紹介していきます。
AIが得意なこと
今話題になっているAIですが、AIと人の大きな違いとして挙げられるのが『意思があるかどうか』になります。
例えば、賃貸物件を探している時に、色々な要素が絡み合う中で、できるだけ自分にとってメリットの大きい物件に決めていきたいですよね。
など複数の候補で大いに悩みます。
こうした希望の条件に当てはまる物件を探してもらう場合は人が手動で行うよりも、AIに任せた方がより正確に早く物件を絞り込むことができます。
しかし、物件を絞り込んでから自分の希望と照らし合わせて、どの物件に住むのかというのは、意思のないAIには絶対にできないことで、最後の最後で決めきるのは当人にしかできません。
今回の例で言うと、AIが得意なのは指示されて複数の条件を満たす物件を探すところまで。
決断をできるのは人間だけになります。
この境目を見つけられるようになればこの先残る仕事と残らない仕事の見分けが簡単になります。
今の自分の仕事に意思決定はあるか
今自分が行っている仕事を振り返ってみるとどうでしょうか??
上司から「言われてしている仕事」がAIにもできるものであれば指示をする相手はどんどんAIに置き換わっていきます。
となると、残る仕事は『自分で考えて決断を求められるもの』に絞り込まれていきます。
もしもAIに代替されない仕事をするのなら『自ら意思決定をする』ポジションにいるか、そういった職業にいなければならないということです。
何万人も従業員がいる有名企業であっても、自分自身に意思決定を求められていないのであれば、不必要になってしまうリスクは高いです。
むしろ大企業のように、仕事のマニュアルがきっちりと整備されているような仕事ほど、手順通りに作業をこなすのはAIの得意分野となっているので今後より代替されていくといえます。
自分にしかできない仕事の価値がどんどん上がっていく
こうした背景を考えてみると子供のなりたい職業ランキングで上位にランクインしているyoutuberも、今の時代よりもっと受け入れられる職業になっていくと考えられます。
多くの人がやりたがらない作業や、事務作業、単純労働はこれからどんどんAIが代わりにやってくれるようになります。
youtuberがもしも一人ですべての仕事をこなしながらビジネスとして成立しているのであれば、その人はすべての決断・意思決定を自分でしていることになります。
そのうえで、他人が動画を見て評価してくれるのはその動画にはほかでは見られない面白さや新鮮さ、情報の新しさ、芸術性などの価値があるからです。
これからは自分で意思決定ができる仕事だけが残っていき
・他人とは違うことに挑める人
・他の人がしていない仕事ができる人
だけが生き残っていく時代になると考えられます。
まとめ
ここまで「AIによってなくなっていく仕事とは」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
AIと人の大きな違いは意思があるかどうか。
自分の決断や意思決定の必要がない仕事は今後AIによって代替されていく。
これから生き残っていくためには自分の意思決定ができる仕事をやることが大切になってくる。
というお話をしてきました。
感想
今回『AIによって仕事がどんどん代替されていく』という少しネガティブよりなお話になってしまったんですが、実際にはAIの導入によって日本にとっては大きなメリットもあります。
今の日本では人口が年々減少していて、ほとんどの職業で人手が足りていない状況です。
人材不足の状況でAIが代わりに担ってくれる仕事が増えれば、人手不足がいずれ解消されて、経済的にも豊かになっていくのではとも言われています。
自分の仕事がなくなるかどうかはしっかりとアンテナを張っていれば簡単にわかることで、日常生活の中でもAIが使われているものは沢山あります。
仕事がなくなったら不安だと感じているのであればちゃんと情報収集をして対策をしていきましょう。