休んでも体がだるい人におすすめの本【最高の休息法】感想・評価・レビュー

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ブックログは年間120冊の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです

今回紹介するのは、久賀谷 亮さんの最高の休息法です

この本は、脳の疲労の取り方について解説している本です。

「休む」とは、一日中だらだらすること?温泉旅行に行って体を休めること?ではありません。

(もちろんそれらも大事ですが。)

答えはマインドフルネスです。

休日はなにもしていないのに、次の日もだるい。そう感じている方は多いのではないかと思います。

この本はそんな悩みを解決してくれます。

テーマについては瞑想・マインドフルネスについてです。

この手の本はあまり読まないタイプなのですが、読んでみたらすごく面白い内容でした。

以前読んだ「人生を変えるモーニングメソッド」という朝活に関する本の項目の中に「瞑想」がありました。

それまでは、特に何も考えることなく瞑想について行っていたのですが、

「最高の休息法」では、「瞑想」がもたらしてくれるメリットについて深く語られており、瞑想をするときの意識が変わってより効果的になりました。

朝が苦手な人必見!【人生を変えるモーニングメソッド】感想・評価・レビュー

目次

ストーリー

マインドフルネスという非科学的だったものが、最新の研究から科学的なメリットや効果が確認されるようになり、今注目を集めています。

休日はゆっくり過ごしたのに次の日も体がだるいという経験はありませんか??

それは体は休めていても脳が休めていないからなんです。

それでは、脳を休めるためには何をすれば良いのか。

答えは「瞑想」です。

この本は、そんな瞑想について科学的根拠をもとに解説していく物語となっています。

内容としては堅苦しいものではなく、ストーリーを追って説明してくれるので読者が置いてけぼりになることはありません。

こんな人にオススメ

・瞑想・マインドフルネスについて興味のある人
・日頃の疲れがとれないと感じている人
・仕事で成功したい人
・仕事が忙しい人

最高の休息法の見どころ

私たちは、常に未来や過去のことを考えています。

あのときこうすれば良かったなとか、明日の仕事大丈夫かなとか、そういった思考が気付いたらぐるぐるしていることってありませんか?

意識してみないと、ずっと何かを考えている状態になっているということに気付いていない人もいるかもしれません。

それこそがまさに脳疲労の原因となっているわけです。

それを解決するための瞑想・マインドフルネスの解説に注目です。

感想

脳は「なにもしない」でも疲れていく

日頃感じる疲労感というのは、体の疲れというよりも脳が疲れているから感じていることがほとんどです。

脳はなぜこんなにも疲れるのか、一日中休んでいてもなぜ翌日もだるいのか。

その原因はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)にあると言われています。

DMNとは、私たちがボーっとしているときに無意識に考え事をしてしまうことです。

通勤途中、お風呂、ベッドの中など、そういった時間には、次何しようかなとか会社に着いたらまず書類を整理してなど、私たちは常に何かを考えています。

これこそが日常の疲れがとれない一番の原因になってしまっているというわけです。

この本では、DMNの活動をどうやったら抑えることが出来るのか、脳を休ませ疲労感をなくすための方法が解説されています。

雑念が疲労を呼ぶ。モンキーマインド解消法

自分がちょうど駅のプラットフォームにいることを想像しなさい。

そこへ電車が入ってくる。

中に乗っているのは「考え」というサルの乗客じゃ。

電車はしばらくそこに停車するが、君はホームにそのまま留まる。

しばらくすると電車は去っていく、サルたちを乗せたままな。

次から次へと電車がやってくるが、自分の立ち位置は変えない。

ずっとホームじゃ。

p148

何かについてくよくよ考えていれば、自分自身が悩ましいのだと考えてしまいます。

考えと自分自身に線引きをして、傍観者として考え(サル)たちを捉えることが重要です。

こうすることで、自分自身の心の中に余裕が生まれます。

ネガティブ思考に陥りやすい人はこの傾向が強いのかなと感じました。

周囲から見たら仕事をそつなくこなす人でも、自己評価では仕事が出来ないと感じている人はいると思います。

果たして本当にそうでしょうか??

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心当たりのある人は、悩みと自分を同一視していないか、今一度考えなおしてみるのも良いかもしれませんね!

脳から来る「衝動」にはRAINで対処

怒りに対処するためのマインドフルネスの手法はRAINじゃ。

これは次の4つの頭文字じゃな。

①怒りが起きていることを認識する(Recognize)

②怒りが起きているという事実を受け入れる(Accept)

③体に何が起きているかを検証する(Investigate)

④怒りと自分を同一視せず、距離をとる(Non-Identification)

p165

実際にこの手法を試してみると、自分を客観視することで怒りに対する対処が出来るようになりました。

一呼吸、間を置くことが出来るので自分が冷静になるための時間を作ることもできます。

以前読んだ本「嫌われる勇気」にも似たような考えが記載されているので気になる方はぜひ読んでみてください。

幸せに生きる答えとは【嫌われる勇気】感想・評価・レビュー・要約

最後に

朝活の一環としてなんとなく瞑想を行っていた自分にとって、「なるほどな!」と感じることが沢山ありました。

最初から最後までひきつけられる内容で最後まで楽しく読むことが出来ました。

この記事では紹介しきれていない内容も沢山あるのでぜひ読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

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