みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、運のいい人は自分を大切に扱うというテーマで「科学がつきとめた運のいい人」という本について紹介していきます。
自分自身を大切に扱うことが運の良さにつながる
運が良い人というのは自分を大切に扱っています。
例えば、朝はいた靴下に小さな穴が開いていることに気づいたとします。
こんなとき、運の良い人というのは「今日は外で靴を脱がないからこのまま履いていこう」とは考えません。
出かける前にちゃんと穴の開いていない靴下に履き替えます。
あるいは、一人で食事をするとき。
運が良い人は、安易にジャンクフードやカップラーメンなど、簡単だけど体に良くはないものですませようとはしません。
心のこもった食事を提供してくれる飲食店や、簡単なものでも栄養のある食事を自分で作ります。
例であげたように、運の良い人は自分を粗末にせず、他人を敬うのと同じように自分自身を大切に扱います。
もしも部屋が汚れているならきれいに片付ける。
一人でお茶を飲むときも、ふちのかけたコップではなく上等なカップを使います。
頑張った日にはおいしいデザートを買ってあげてください。
自分で自分を好きになれるよう、自分自身に心を配ってあげることが大切です。
自分を大切にすることがなぜ運の良さにつながるのか
ここまで「運が良い人は自分を大切にしている」という話をしてきましたが、なんで自分を大切に扱うことが運の良さにつながるのかということについて解説していきます。
その人の運の良し悪しというのは、周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということが大きく影響してきます。
これは、自分を大切にしている人はほかの人からも大切にされ、自分を粗末に扱っている人は他人からも粗末に扱われるようになってしまうからです。
例えば、あなたの目の前に2台の車があったとします。
1代はピカピカに磨かれた車で、もう1台は汚れていて車体にたたかれた跡がある状態です。
もしあなたが「この2台のうち、どちらかを棒で思い切りたたいてください」と言われたらどちらの車をたたきますか??
おそらく、多くの人が汚れている車を叩こうと考えたと思います。
これは心理学の「割れ窓理論」といわれる、軽微な犯罪がやがて大きな犯罪を生み出すという理論で言われていることですが、人にある特定の秩序の乱れがあるとそれに同調してしまうというものです。
例えば、ごみ一つ落ちていない道にポイ捨てをするのは気がひけますが、ごみがたくさん落ちている場所では 「1個くらいなら捨ててもいいか」という気持ちに動きやすくなります。
すでに秩序が乱れている場所があると、さらに乱すことへのハードルが下がってしまうんですね。
これと同じように、自分を大切に扱っている人を粗末に扱うのには抵抗が生まれます。
しかし、自分で自分を粗末に扱っている人に対しては、他人からも同じように粗末に扱っても良いような気がしてくるのです。
身なりのきちんとした人には思わず敬語を使いたくなりますが、身なりに無頓着な人にはなかなかその気が起こりませんよね。
周囲の人と良好な人間関係を築くためには、まずは自分で自分を大切にする必要があります。
自分を大切にすることは、結果的に運の良さにもつながっていきます。
まとめ
ここまで「運のいい人は自分を大切に扱う」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
自分を大切に扱うことは運の良さにつながる。
運の良さは周囲の人との人間関係に大きく影響を受けている。
自分を粗末に扱っている人は、他人から粗末に扱われることのハードルを下げているので、周囲の人と良好な関係を築くことが難しい。
自分を大切に扱うことで、周囲の人からも大切に扱われるようになり、結果的に運の良い人になることができる
というお話をしてきました。
感想
確かに、自分自身を粗末に扱っている人で「自分は運が良い」と感じている方はなかなかいないんじゃないかと思いました。
自分がどういう状態なら幸せを感じることができるのかを考えてみて、まずは自分から自分自身を大切にしていきたいですね。