みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、運が良い人と悪い人の違いというテーマで「科学がつきとめた運のいい人」という本について紹介していきます。
運の良し悪しは捉え方次第
みなさんは自分は運が良いと思いますか??
パナソニック株式会社の創業者である松下幸之助さんは、面接の最後に必ず「あなたは運が良いですか??」 という質問をして、自信をもって「はい」と返事をできる人でなければ採用しなかったそうです。
これは、自分が運が良いと思える人は逆境の場面でも折れづに頑張ることができるからだそうです。
運というのは、ただ身をゆだねるしかないものではないか、努力してどうにかできるものではないか、何の手の打ちようもないのではないか、と思うかもしれません。
運・不運というのは、誰の身にも公平に起きていて、その運をどう生かすか、良いものと捉えるか悪いものと捉えるかというのは本人の意識にかかわっているというのが本書の意見です。
数学の理論にランダムウォークモデルというものがあります。
これは、コインを投げたときに表が出たら1進み、裏が出たら1戻るというルールの中で、実際に1万回コインを投げて その結果を座標に落とし込みます。
確率的には、表と裏が出る確率は50%ずつですが結果が完全にゼロに落ち着くということはほとんどなく、およそ、プラスの方に200~300、もしくはマイナスの方に200~300くらいの結果になることが多いそうです。
運もこれと同じで、人生という限られた期間における目の出方は、人によってはプラスになったりマイナスになったりしてある程度は偏りがでるかもしれませんが、逆に言えば圧倒的にプラスの人もいなければ圧倒的にマイナスという人もいません。
運が良いと感じている人は誰にでも公平に降り注ぐ運をより多くキャッチすることができる人です。
また、降りかかった不運を見方を変えることで幸運と感じることができる人でもあります。
逆に運が悪い人というのはこの逆で、不運を幸運に変えられない人、また、幸運を見方を変えて不運という風にとらえてしまう人ともいえます。
本書では運が良い人の行動を観察し、今日からでもできる運をよくするための行動や考え方を脳科学の知見をもとに解説している本になっています。
まとめ
ここまで「運が良い人と悪い人の違い」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話をまとめると
圧倒的に運が良い人もいなければ圧倒的に運が悪いという人もいない。
それでも、運が良い悪いと感じてしまうのは出来事に対する捉え方が関係している。
運が良いと感じる人は不運な出来事をプラスに捉えることができ、逆に運が悪いと感じている人は幸運な出来事でも不運と捉えてしまっている可能性がある。
運がいい人の行動・考え方を知ることで運の良い人になることができる。
というお話をしてきました。
運・不運の数は多少の差はあれど公平というのはあくまで本書の意見であって、しかも公平かどうかということに関しては科学的な根拠はありません。
実際にはどうかわからないですが「自分は不運だから幸せになれない」みたいに思ってしまうのはすごく寂しい考え方だと思います。
運・不運自体はその人の思考の癖や捉え方によっても大きく変わってくることだと思うので、どうしたらその考え方を身に着けることができるのかということを知るのは、自分の人生を豊かにするためにも大切なことだと思いました。