頭の枷を外して自分の「なりたい状態」を見つける | 物語思考

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ブック

みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。

今回については、頭の枷を外して自分の「なりたい状態」を見つけるというテーマで「物語思考」という本について紹介していきます。

目次

本の概要について

この本は古川健介さんという方が書かれた本です。

概要について紹介します

「やりたいこと」なんて見つけるな!
物語の主人公のようにキャリアを考える方法

【物語思考の5ステップ】
1.自分を制限している頭の枷を取る
2.なりたいキャラクター像を設定する
3.そのキャラを実際に動かす
4.そのキャラが活きる環境を作る
5.そのキャラで「物語を転がす」

人生とは、あなたという主人公が、なりたい自分になるための成長物語。

物語思考

となっています。

自分を制限している「頭の枷」を外して目標を考える

この本の内容の中に「頭の枷を外して自分のなりたい状態を見つけよう」という項目があったので、今回はその部分を紹介していきます。

人生の目標を決めるときは先に「なにをやりたいか。なにをしたいか。」という行動を考えようとするとイメージがしづらいです。

まずはその前に、目標のゴール地点、自分が将来どうなっていたいかということをしっかり定めてあげると、具体的な行動がイメージしやすくなります。

ですが多くの人がこの「なりたい自分」を想像しようとすると、とても現実的な範囲で想像をしてしまいます。

とあるクライアントさんの例を一つ上げると「なんの制限もなかったとしたら、どうなりたいか書いてください」というワークをやってもらったときに出てきた一つの答えが「年収600万円」だったときがありました。

何の制限もなければ1000万円と書いてもいいし、1億円と書いても問題はありません。

けれどそのクライアントさんは自分の限界を決めてしまっています。

これが、僕たちの頭の中に存在する「頭の枷」です。

枷とは手足の自由を拘束する道具で、これがあると「物語として全然つまらないもの」になってしまいます。

なので、頭の枷を取り外した状態で、そこから自分がなりたい状態を考えていくのが最初のステップになります。

未来のこうなりたい自分を明確にすることの大切さ

この自分がなりたい状態をイメージするという作業がなぜ必要なのかというと、それは「過去からの積み重ね」よりも「未来になっていたい状態」のほうが、現在の行動に強く影響を与えるからです。

多くの人は「過去からの積み重ね」によって今の自分があると考えがちで「昨日までこうしてきたから、今の自分がある」と感じます。

みなさんが通っていた学校教育の中でも「毎日勉強をした努力は裏切らない」とか「今までやってきたことは無駄じゃない」とか、そういうことってよく言われますよね

もちろん、この考え方自体は決して間違っているわけではないんですが、実は、過去からの積み重ねよりも「未来の状態」を設定することの方が現在への影響度は高いです。

これは想像してみると簡単なのですが、例えば「10年間野球をやっていた」という人がいるとします。

10年間野球をやっていたんだから、過去からの積み重ねをで考えてみると、今日も野球をやりそうですよね。

けれどもし、その人が良く考えた結果「将来はプロのテニスプレイヤーになりたい」と本気で思ったらどうでしょうか??

おそらくこの人は今日も野球をするのではなく、テニスの練習に取り組むはずです。

人は過去にやってきたことを惰性で今日してしまうことが多いから、なんとなく過去の自分の方が今の自分に影響を与えそうな感じがしますが、現在の行動には未来になりたい自分像のほうが大きく影響を与えます。

このように「未来にこうなりたい」ということが決まっていると、現在のやるべき行動が明確になります。

自分がなりたいイメージが決まればそれに向けての行動が今からでもできるはずです。

その最初のステップこそが今回紹介した「頭の枷を外して自分のなりたいイメージを言語化する」という作業になります。

まとめ

ここまで「頭の枷を外して自分の「なりたい状態」を見つける」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??

今回のお話では

人生の目標を考えるときは「なにをやりたいか」よりも、将来「どうなっていたいか」を考える方がイメージしやすい。
「どうなりたいか」を考えるときに自分で勝手に限界を決めてしまうことを「頭の枷」と言う。
未来のなりたい自分像は現在の自分の行動に大きく影響を与えていて「未来にこうなりたい」ということが決まっていると、現在のやるべき行動が自然と明確になる。
その最初のステップこそが今回紹介した「頭の枷を外して自分のなりたいイメージを言語化する」という作業である。

というお話をしてきました。

感想

僕自身も目標を考えるときに、自分の限界を自分で勝手に決めて目標を設定していたな、と振り返ってみて気づきました。

甲子園を目指すのか、甲子園優勝を目指すのかだと、それまでの過程や必要な行動が大きく変わってくるはずです。

そして甲子園優勝は自分には絶対できないだろうっていう勝手な自分の思い込み、「頭の枷」があるのは、目標を設定するうえですごくもったいないことだったなと感じています。

今目標に向かって挑戦している人やこれから頑張りたいと思っていることがある人は、自分の頭の枷を外して、将来どうなりたいか、もう一度振り返ってみるのも良いかもしれませんね。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

プロフィール
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