
みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、失敗と向き合い認めていくが成長につながるというテーマで「数値化の鬼」という本について紹介していきます。
数値化した具体的な目標をたて実行する
本書では、仕事をしていく上で成長していくために、数字と向き合い考えることの大切さが書かれています。
目標への取り組みなどに対して数値化できるようになると、失敗を失敗と認めることができるようになります。
ビジネスにおいて失敗しないことというのはあり得ないことなので、大事なことは失敗を失敗と認めて次につなげることになります。
同じ失敗を繰り返すことは避けないといけません。
たとえば、目標を立てて英語を勉強するとします。
「1日10単語覚える」という目標を立てて実行した結果、1日に8単語しか覚えられなかったとします。
もしそうなったとしたら、次はどうしたら10単語覚えられるようになるのか、あるいは、そもそもの目標が高すぎてしまったのか、それを分析することができます。



このように、失敗した情報を数値化したうえで受け入れれば、次に生かすことができるようになりますよね
けれどなんとなく「10個も覚えられないな」とか「今回は集中力と気合が足りなかった」みたいに繰り返しているといつまでたっても改善されません。
なんとなく痩せたいと思ってダイエットを始めても全く痩せないのと同じです。
ダイエットをしたいと思ったのであれば、具体的な数値に落とし込んで「痩せるために1か月に1kg落とす」そのために「1日30分の運動をする」という目標を立てていきます。
30分の運動は1か月継続できたけど、500gしか体重が落ちなかったのであれば、運動の量や強度をあげたり食生活を見直してみたり、といった次の具体的な改善につなげることができるようになります。
数値と向き合うことをおろそかにしない
数値化して失敗と向き合ううえで「自分に甘い人」の考え方の癖というものがあります。
もっとも避けないといけないのは「失敗を失敗と認めないこと」です。
営業力を高めて会社の売り上げに貢献するために「アポを1日5件入れる」という具体的な数値化した目標を立てたとします。
目標に対して1日3件しかアポが取れなかった時、自分に甘い人は「半分以上できたらまあいいか」とか「本気出せば多分取れたから大丈夫だろう」という風に甘い評価をして失敗を認めようとしません。
自己認識が甘い人は「よく頑張った」とか「なんかだめだった」と曖昧な評価をして終わってしまいます。
こうした甘い見積もりはやめて、失敗は失敗として正しく認識するからこそ、次からの改善に活かすことができるようになります。
そのために、数値化した目標としっかりと向き合う「数値化の鬼」となることが大切です。
まとめ
ここまで「失敗と向き合い認めていく」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
目標を立てたときには、1日に英単語を10個覚えるというように、具体的な行動と数値に落とし込んでいく。
その数値と向き合い、もしできなかったら失敗した原因を振り返って改善につなげる。
達成できなかったのに「頑張ったから」とか「頑張ればいけたからOK」とか、曖昧な評価で振り返りを行わないのは成長につながることがないので時間の無駄になる。
数値化した目標としっかりと向き合う「数値化の鬼」となることが大切。
というお話をしてきました。
感想
目標を立てたときに、それが達成できていなかったとしても「今日は頑張ったからOK」というふうに曖昧な評価をしてしまっていたなあ、と本を読みながら僕自身も反省するきっかけになりました。
みなさんは、自分に対して甘い評価をしてしまってはいませんか??
曖昧な評価は自分の成長にはつながらないので失敗としっかりと向き合っていこうと思いました。