みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、自分のサービスや店舗が儲からない理由というテーマで「あの小さなお店が儲かり続ける理由」という本の内容について紹介していきます。
売り上げが上がらない理由とは
会社や店舗、今ではSNS運用を行っていても、売り上げがあがらなかったり、思ったようにフォロワーが増えないのであれば、その最大の理由は『誰も知らないから』というのが大きな原因です。
長年地域に根ざしている老舗であったとしても、駅前で通りすがりの人に、お店の名前・場所を聴いても、ほとんどの人がそれらを答えることができません。
それくらい生活者というのは、周りの風景を気にすることはなく、自分の生活に関係のない商店やサービスは最初から眼中にありません。
さらに、売り上げがあがらない『誰も知らないから』という大きな理由を分解すると
という3つの理由に分解できます。
商品の良さが分からない
まず一つ目の『商品の良さが分からない』の解決策として、売るとは教えることであり、まずはお客様にその商品・サービスを販売するプロとして『どうせ素人にはわからない』という理由で怠らず、一つ一つきちんと説明をしていきます。
プロとして当たり前の専門知識を、素人であるお客様に分かりやすく教えることで、そこには信頼感が生まれます。
商品の良さ・強み・想いやこだわりまで伝え続けて『他所ではこのお店と同じサービスを受けることができない』とお客様が感じた瞬間、浮気のできないお客様、お店のファンが誕生します。
あなたから買う理由が分からない
次に二つ目の『あなたから買う理由が分からない』の解決策として、数多くある商品・サービスの中で、お客様が自分から買ってもらえるために一番大切なことは、そのお客様から愛されるために、とにかくマメであれということです。
マメであることの本質は、いかにさりげない気遣いができるかどうか。
計算づくであいてに「大切にされている」という美しい誤解、素敵な錯覚を与え続けることにあります。
優越感を与えるためには
という3つの方法が効果的です。
これはみなさんにも実際にイメージしてみてほしいのですが、2回目の来店でカフェのお姉さんが自分の顔を見た時『また来てくださったんですね』と満面の笑みで言ってくれたら、感動に心が震えて、そこには優越感が生まれてくるはずです。
さらに、『○○さんはコーヒー、ブラックで良かったですよね』と、自分の特長まで理解してくれていたり『他のお客様には内緒』を装って、自分だけにこっそりサービスをしてくれたとしたら、最上の優越感に浸って、当然、常連になってしまいます。
これは、わざとらしくなりすぎず、他のお客さんにはわからないようにやることも大切です。
優越感というのはリピート客の命であり、商売における絶対的な心理の一つです。
なぜ今なのか分からない
最後に『なぜ今なのか分からない』の解決策として、お客様に『今商品が欲しい!』と思ってもらうためには、生活者からその商品やサービスをアテにされているかどうかが大切です。
初めてセブンイレブンが登場したころのキャッチフレーズは『開いててよかった』というものです。
深夜に作業をしていたり、残業終わりの遅い時間に、急に必要なものが出てきたとき『コンビニにならあるかも!』と駆け込んだことはありませんか??
迷わず駆けつけようとする感覚が『アテ』にしている証拠です。
他にも生活者は、シャンプーが切れればマツキヨやツルハなどのドラッグストアを、ドライヤーが故障すればアマゾンや電気屋を思い浮かべますよね。
自分の商品やサービスがみんなからアテにされるブランドに育て上げるためには、問題が生じたときに、真っ先に思い浮かべてもらえる存在になる努力が必要です。
まとめ
ここまで「自分のサービスや店舗が儲からない理由」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
会社や店舗、SNS運用を行っていても、売り上げがあがらなかったり、思ったようにフォロワーが増えないのであれば、その最大の理由は『誰も知らないから』というのが大きな原因。
「誰も知らないから」という大きな原因を分解した『商品の良さが分からない』『あなたから買う理由が分からない』『なぜ今なのか分からない』という3つの原因を解消することで、大きな利益につなげることができる。
というお話をしてきました。
感想
これからの時代、会社に頼らず自分の力でお金を稼ぐ力というのは、非常に大切な能力だと思っています。
自分でお金を稼ぐ力のある人は、会社にとっても必要としている欲しい人材でもあります。
今回お話した内容は、自分の商品やサービス・SNS運用でも役に立つ知識なので、僕ももっともっと勉強して、活用していきたいなと感じました。
とても面白い本だったので気になった方はぜひ読んでみてください!