みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、力の入れどころと抜きどころというテーマで「要領よく成果を出す人はこれしかやらない」という本の内容について紹介していきます。
完璧主義を求めすぎるとつらい
みなさん、仕事の中で任せられた仕事を完璧にこなそうとしてしまうことってありませんか??
これは僕自身、ものすごく心当たりがあって、完成度を求めすぎて、めちゃくちゃ細かいところまでこだわって、時間がかかりすぎちゃうっていうことがよくあります
かけた時間の分だけ成果がでるとかであれば、それも一つの戦略だとは思うのですが、会社員として働いていると完璧主義を求めすぎるあまりに、仕事がなかなか手離れしなくて、どんどんタスクを抱え込みがちになることも少なくないんじゃないかなと思います。
完璧主義が完全に悪いことではなくて、テキトーな仕事をしない点においても社内にいたらすごく頼りになる存在である一方で、実際には損することも多く、適度に手を抜くことができれば、もっと楽に仕事に取り組むことができるようになるしメンタル的にもすごく楽になるはずです!
この完璧主義の人がなにに恐れを感じているのかというと、自分に対して高い目標を課して、他人の評価を過度に気にして、間違いを犯すことを過剰に恐れる傾向があります。
個人的にはすごくこの気持ちが分かるんですが、こころの底にはこういう感情があるんですよね
結果的に妥協することができないと、タスクがどんどん積み重なって、一つの仕事に十分な時間を充てることができなくなって、パフォーマンスがどんどん下がっていきます。
しかも、これの怖いところは、完璧主義の人はすごく丁寧に仕事を進めてくれるため、上司としても仕事を頼みたい存在でもあるっていうところが少し厄介なところです。
完璧主義の人のパフォーマンスが下がっていくと、完璧ではない自分への評価がどんどん下がり、常に強いストレスにさらされて、精神的健康を害することにもつながります。
完璧主義という本来であればめちゃくちゃ強い性質であるはずなのに、悪い方向に働いてしまうと自分の檻の中に閉じこもるようになってしまいます。
適当に力を抜く術を身につける
ではでは、完璧主義者の人がどうすればいいのかなと言うと、目指すべきスタイルを理想的な100点よりも実用的な80点に切り替えていくことです
そもそも仕事の中ではみなさんもご存じの通り、誰もが納得する完璧な100点というのは存在しなくて、資料作り一つとっても、その人の性格とか好みによってレイアウトとかも全然かわってきますよね。
完璧主義の人が考える100点が上司や取引先が求めているものとは限らないし、完璧主義の人が考える80点が相手にとって100点のこともあります。
適当に力を抜くことが効率的かつ健康的な生活を送るうえで非常に大切で、この考え方は特に現代社会ではすごく重要です。
仕事では多くの人が成果に対するプレッシャーでにさらされている時代で、より高いパフォーマンスを求められる傾向が強くなっているんですが、その中で、完璧主義を求めすぎてしまうと、かえってパフォーマンスが下がってしまう原因につながってしまいます。
完璧主義を求めすぎるのではなく、戦略的に妥協をすることで、仕事もプライベートもより充実したものになっていきます。
まとめ
ここまで「力の入れどころと抜きどころ」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
完璧主義は仕事においても頼りになる存在である一方で、求めすぎると精神的にもつらくなってしまう。
仕事において明確な100点というものはなく、完璧主義の人が考える100点が上司や取引先の人にとっては80点かもしれないし、反対に80点だと思っていたことが相手にとって100点になることもあるので、理想的な100点を目指すよりも実用的な80点にスタイルを切り替えていくことが大切。
適当に力を抜くことが効率的かつ健康的な生活を送るうえで非常に大切で、この考え方は特に現代社会ではすごく重要である。
というお話をしてきました。
感想
僕もこの考え方にはすごく共感していて、完璧主義を求めて色々と思考錯誤しても、相手にとっては必要ないことだったりすることもあります。
完璧主義の人の根底には他人からの評価を気にしすぎてしまうことって、結構大きな要素としてあるんじゃないかなと勝手に想像しているんですが、気にしても良い結果につながることは少ないので、適度に手を抜くとか、完成度を求めすぎないっていうことができるようになれば、もっと気楽に取り組んでいけるようになるのかなと感じました。
あとはこの完璧主義を求めすぎる人は過去のトラウマが原因になってたりもするので、カウンセリングとかで過去のことを深堀していくと、人生がもっと生きやすくなるかもしれません。