みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、ビジネスと人生で後悔のない選択をするためにというテーマで「思考技術」という本について紹介していきます。
どの選択肢が正解かはわからない
最近では、今までのような「こうしたら正解」という公式が通用しない時代の色が濃くなってきています。
一昔前は、会社に勤めていれば年功序列で役職があがったり収入があがったりして、定年まで働くのが普通みたいな、ある意味でひとつの公式のような正解がありましたが、今では「副業という新しい選択肢の出現」や「就職するなら大手企業かスタートアップ企業のどちらが良いのか」など、働き方を選ぶのにも選択肢は複雑化していて、誰にでも当てはまる正解はなくなっています。
人生という視点ではより複雑で、正解のない、答えのないゲームを楽しむ技術が必要です。
答えのないゲームとは
答えのないゲームを戦っていくうえで重要なことは「答え」を出したところで、その答えが「正しい」かどうかは判断できないということです。
答えのあるゲームの代表例である算数では1+1=2のように、明確な答えがあります。
これはどんなに複雑な問題だったとしても答えは一つだけですよね。
人生やビジネスの現場ではこういった明確な答えがあるわけではなく正解がありません。
例えば上司に何かを確認するとき「これで合ってますか」と聞いてしまっていませんか??
これは、さっき紹介した算数の例で言うと、問題の回答を見る=上司のOKをもらうとなっています。
何か資料を作ったときに、自分なりに見やすいレイアウトを考えて作成をして上司に確認をする。
確認をする上司は「答えを知ってますよ顔」をするかもしれませんが、算数のような絶対に正しい一つだけの答えを知っているわけではありません。
自分にとって答えのない問題は、上司にとっても同じです。
答えのないゲームをしているのに、上司に「これで合ってますか?」と聞くのは、上司に「答えのないゲームをさせて」自分は「答えのあるゲーム」をしているということになります。
答えがないならその過程に注目するしかない
こうした答えのないゲームを戦っていくために大切な考え方の一つに
「プロセスがセクシー」
セクシーなプロセスから出てきた答えはセクシー
というものがあります。
「答え」=「解答」だけではビジネス現場や人生では、そもそも絶対に正しい正解がないので何の価値もありません。
人生の解説書があるわけでもなく、レビューをする立場の上司も正しいかどうか判断できないからです。
だからこそ、自分が考えた一つの答えが出るまでの過程に注目することが大切になっていきます。
その答えを出すまでの過程・プロセスが最高で非の打ちどころがないのだから、その「プロセス」から導き出した「答え」は最高だ!という考え方です。
答えだけを見て「あーだこーだ」と言っていた働き方や考え方から「プロセスが最高なんだから答えも最高だろ」という思考にシフトしていくことが、答えのないゲームを楽しむための第一歩となります。
まとめ
ここまで「ビジネスと人生で後悔のない選択をするために」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
ビジネスの現場や人生では昔より複雑で、誰にでも当てはまるような明確な答えはなくなってきているので、答えのないゲームを楽しむ技術が必要となっている。
答えのあるゲームの代表例である算数では1+1=2のように明確な答えがあるが、人生やビジネスの現場ではこういった明確な答えがあるわけではなく、絶対的に正しい一つの正解はない。
その答えを出すまでの過程に注目し、そのプロセスが最高で非の打ちどころがないのだからその「プロセス」から導き出した「答え」は最高だ!という思考にシフトしていくことが大切。
というお話をしてきました。
まとめ
この考え方を知っておくのは人生や仕事の中でもきっと役に立つことだと思います。
人生の中でこれが絶対に正しいっていう選択ってないですよね。
だからこそ、自分で出した答えが出てくるまでの過程に注目してそれまでのプロセスが最高なんだから、答えも最高に決まってるだろ!という考え方はすごく面白いなと感じました。