みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、仕事のやる気が出ない時に試してほしいことというテーマで「精神科医が教えるストレスフリー超大全」という本の内容について紹介していきます。
やる気スイッチは急に切りかわらない
みなさんは仕事のやる気がどうしても出ない時ってありませんか??
やらなきゃいけないことがたくさんあるはずなのに、なぜかやる気が出ないことってありますよね。
僕も仕事をしていてよくその状態に陥るので、気持ちがすごく分かります。
やる気のスイッチをぽちっと押して、瞬時に仕事や勉強をスタートさせることができたら最高ですよね。
けれど実際には難しく、脳の「やる気スイッチ」は「オン」に切り替わるまでに時間がかかります。
脳のやる気スイッチは「側坐核」という部分にあって、ここに「ある程度の強さ」の刺激を与えると、活動が始まり「やる気物質」であるドーパミンが分泌されて、そこから「やる気」が湧いてきます。
やる気が出なくても作業に着手するための工夫
やる気を出すためにはやるしかないというジレンマに陥りますが、ここではやる気がない状態から少しでも作業に取り掛かりやすくなる工夫についていくつか紹介していきます。
パワーポーズで脳をだます
まず一つ目は「パワーポーズで脳をだます」方法です。
仁王立ちになってから、両手を上にあげてガッツポーズをして「今から仕事を始めるぞ!ウォー!」と叫んでください。
声が大きければ大きいほどこれは効果があります。
実際にやってみると、絶叫することで勝手にテンションが上がりやる気が出てきます。
感情は体の動きによってつくられるので、大声で叫ぶことによってアドレナリンが分泌されて、脳が覚醒増強します。
仕事に取り掛かるまえには
・自分を大きく見せる
・両手をあげて堂々とする
・頭を突き出す
・大声で叫ぶ
上記の行動をとることで、テストステロンが20%アップし、ストレスホルモンが25%減少する効果があります。
宣言する
2つ目は「宣言する」方法です。
会社などで大きな声を出すことができない場合は、小さい声でいいので「今から仕事をはじめるぞ」と声に出して宣言してみてください。
これは心理学の「認知的不協和」を応用したテクニックです。
これは矛盾する2つの認知が存在すると、そこに違和感やストレスを感じて、認知の矛盾を解消しようとする心理です。
「今から仕事を始める」と言った自分と「まだ仕事をしていない自分」は矛盾しているので、それを解消したいと脳が感じて、仕事や勉強に取り組むことができるようになります。
トイレでよく見かける「トイレをきれいに使っていただきありがとうございます」という張り紙も、認知的不協和が根拠となっています。
実際にこの張り紙があると綺麗に使ってもらえるそうです。
ちなみに宣言はやる気が出るまで何度しても大丈夫です。
もしくは紙などに大きく「今から仕事を始める」と書いて机に貼っておくのも効果的です。
なんでもいいからはじめてみる
3つ目は「なんでもいいからはじめてみる」方法です。
仕事や勉強のやる気が出ない時は、取り組むためのハードルが高いことが原因にもなっています。
なんでも良いので何かを始めてみると、やる気が出てくることがあります。
何かとは仕事や勉強のためになるものであれば、ほんとになんでも大丈夫です。
例えば
・計画を立てる
・何かを書く
・テンションのあがる音楽を聴く
・スマホの電源を切る
・仕事、勉強をしているふりをする
とかですね。
中でも仕事をしているふりをするのがおすすめで、作業しなくても良いので机に向かってパソコンや本を開いて仕事をしているふりをしてみてください。
体の態勢だけでも開始に備えて、「ふり」を5分も続ければ、次第にやる気モードに切り替わります。
まとめ
ここまで「仕事のやる気が出ない時に試してほしいこと」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話では
やる気スイッチは作業を始めることで徐々に「オン」に切り替わるので、やる気が出ない時はとにかく作業を始めることが大切。
作業に取り組みやすくなる方法として
・「パワーポーズで脳をだます」
・「宣言する」
・「なんでもいいからはじめてみる」
の3つの方法を試してみることで着手しやすくなる。
というお話をしてきました。
感想
これらの方法を実際に試してみて「to doリスト」を書けない「メールの返信」ができない「仕事をしているフリ」すらできない、という人は相当疲れがたまっている証拠なのでまずは休むことが大切です。
まずは睡眠を7時間以上とる必要があります。
睡眠不足だと脳は疲労が蓄積して、やる気や集中力が下がりフルパワーで働けなくなるので、しっかりと休むようにしてください。