相手が話しているときに何を考えているか|頭のいい人が話す前に考えていること

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みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。

今回については、相手が話しているときに何を考えているかというテーマで「頭の良い人が話す前に考えていること」という本の内容について紹介していきます。

目次

まずは相手の話をちゃんと聞く

コミュニケーションの中で相手の話、本当に伝えたい意図を理解して共感したり、あいての承認欲求を満たしてあげることでコミュニケーションの強者となることができます。

相手の伝えたいことを理解するためには、相手の話をちゃんと聞く。

つまり、自分の好きなことだけを聴くのではなく、細部にまで耳を傾け、相手の想いを感じ取るのが相手の話を”ちゃんと聞く”行為になります。

細部まで聞くためにはボーっと聴いているだけだと自分の理解できることだけを切り取って都合よく聴いてしまいます。

人がだれかの話を「聞く」ときに考えていることは次の2種類です。

1.自分の言いたいことを考えながら聞く
2.相手の言いたいことを考えながら聞く

この2種類の話の聞き方の中で「頭のいい、知的で慕われやすい人」は相手の言いたいことを考えながら話を聞いています。

何を話すか考えている人は相手の話をちゃんと聞けない

自分の言いたいことを考えながら話を聞いている人は、人の話を聴いている最中に「反論」で頭がいっぱいになって、次に自分が話すことで頭がいっぱいになっている人がいます。

これでは当然人の話をちゃんと聞くことはできません。

このような人は「人の話を否定し、自分が勝った気になる」ために人の話を聴いているので、人間として成熟していない子供の態度と言えます。

あるいは、反論しようとはしていなくても「うまいことを言おう、悩みを解決してやろう」と思いながら話を聴いている人もいます。

反論に比べるとましですが、こういう人は”教えてやろう”という気持ちが先行して相手の話をちゃんと聞いていません。

「人に教えてあげることで、自分が感謝される」もしくは「自分の優越を確認する」ことが目的となっていて、相手のことを考えているようで頭の中では自分のことしか考えていないため、相手から自己中心的に見えます。

ちゃんと話を聞ける人の共通点

先ほどの例に対して「ちゃんと話が聞ける人」は余計な口を挟まず”言いたいことはなんだろう”と考えながら、まずは相手の話を正確に理解しようとします。

話す側の立場としても、相手がちゃんと聞いてくれていると「自分の話を正確に受け取ってくれた」という感覚になります。

このような態度には「話し手への敬意」がベースに生まれるので、相手も非常に話しやすい感じ、しっかりと「対話している」という感覚が生まれ、より深い信頼感が生まれます。

そしてこの”ちゃんと聞く”ことができている知的で慕われている人の聞く態度には5つの共通点があります

肯定も否定もしない

1つめは肯定も否定もしないです。

安易に「分かった」とか「違う」というような肯定や否定もせず「そうなんですね」「なるほど」と相槌を打ちながらまずは相手に気持ちよく話をしてもらいます。

相手を評価しない

2つめは相手を評価しないことです。

相手の話を評価すると、知らず知らずのうちに態度に出ます。

良いも悪いもなく、相手がそう思っているだけと割り切って話を聞いていきます。

安易に自分の意見を言わない

3つめは安易に意見を言わないことです。

話の途中で「どう思う?」と聞かれても、自分の意見はすぐに言わないようにします。

相手はあなたの話を聞きたいのではなく、まずは「安心したい」だけなので「ご想像のとおりだと思いますよ」や「おっしゃる通りだと思います」など、相手の期待通りの返事をしながらまずは相手の話を全て聞き出します。

沈黙を恐れない

4つめは話が途切れたら、むしろ沈黙することです。

相手の話が途切れても、沈黙を恐れてすぐに自分の話をするのではなく、相手がまた話し出すのを待ってあげましょう。

こちらに何かを求めているようであれば、じっと相手を見て頷く。

もしまだ何かあれば相手はまた話し始めます。

相手に好奇心を持つ

5つ目は自分の好奇心を総動員することです。

相手の話をつまらないと感じると、相手がなにを伝えたいのかを感じ取るセンサーが鈍くなります。

相手が一見普通の人であってもなにかしらの面白い話を持っていて、かつ何かのプロであるという意識をもって聞くことが大切です。

相手の言いたいことを理解して適切な言葉をかけてあげる

これらの方法を実践して相手の話を最後まで聞き終えたら、そこで初めて「相手は私になにを言ってほしいのか」を考えることが知的で慕われる人です。

・褒めてほしいのだろうか
・共感の言葉が欲しいのだろうか
・解決策を求めているのだろうか
・提案がほしいのだろうか
・慰めてほしいのだろうか

と考えます。

相手の話をちゃんと聞けていれば、相手が自分にどのような会話を期待しているのかわかるはずです。

それを理解したうえで言葉をかけてあげることでコミュニケーションの強者となることができます。

まとめ

ここまで「相手が話しているときに何を考えているか」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??

今回のお話では

コミュニケーションで大切なことは相手の話をちゃんと聞くこと。
このような態度には「話してへの敬意」がベースに生まれるので、相手も非常に話しやすい感じ、しっかりと「対話している」という感覚が生まれ、より深い信頼感が生まれる。
知的で慕われている人は、相手が話している最中に自分の言いたいことを考えるのではなく、相手が何を伝えたいのかということをとにかく理解しようとする。
相手の話をちゃんと聞けていれば、相手が自分にどのような会話を期待しているのかが分かり、それを理解したうえで言葉をかけてあげることでコミュニケーションの強者となることができる。

というお話をしてきました。

感想

みなさんは普段のコミュニケーションを振り返ってみてどうでしょうか??

僕自身も普段のコミュニケーションで相手の話を聞きながら自分の言いたいことを考えていたり、うまいことを言おう、言わなきゃとか、悩みを解決してあげようという風に考えていました。

これからはまず相手の話を聞いて、相手が本当に伝えたいことを理解してから自分の考えを伝えるようにしていこうとこのお話を読んで感じました。

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この記事を書いた人

みなさんこんにちは!
フリーのwebクリエイターとして活動しているkeiです。
普段はホームページ制作とstandfmアプリにて音声配信を行っています。

プロフィール
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