
みなさんこんにちは。
フリーのwebクリエイターとして活動している、本好きエンジニアのけいです。
ブックログは年間100冊以上の本を読む僕が、面白かった本や皆さんに読んでほしいと思った本を紹介するブログです。
今回については、自分を導いてくれる偶然に気づくというテーマで「東の大富豪の教え」という本について紹介していきます。
意味のある偶然の一致をも逃さない
なにか達成したい目標に向かって行動しようとするとき、意味のある偶然の一致が起こることがあります。
この「意味のある偶然の一致」とはなんなのかというと、その行動が正しければ、物事がスムーズにいくような偶然が起こり、正しくなければ、それを引き留めようとする偶然が起きること言います。
僕たちが日常で遭遇する「偶然」の例をあげていきます。
・誰かに電話をしようと思ったら、その相手の方から電話がかかってくる
・約束の時間に遅れたけど、相手も遅れていて、結局ちょうど良いタイミングで会えた
・なんど挑戦しても次々と障害が現れ、ついにあきらめたあとで、あきらめた判断が正しかったことを知る
などがあります。
みなさんもこれまでの人生を振り返ってみて、成功した体験や失敗した体験の中に、偶然起きた出来事はないでしょうか??



うまくいっているときはそれを後押ししてくれるような、うまくいっていない時はそれを引き留めるような偶然です。
これらの日常的に起こる偶然の出来事は、単に「ついてる」と考えて見落としてしまいがちなささいなものです。
ラッキーと感じたことやちょっとしたアンラッキーな出来事は、何か意味のある偶然なのかもしれません。
こうした「偶然」にアンテナを立てて、意識しようとする心を「フォーチュンメンタリティー」と言います。
フォーチュンメンタリティーが高い人は意味のある偶然に対する感度が高いので、より大きなチャンスをつかんでいます。
そして、フォーチュンメンタリティーが高い人には5つの共通点があります。
1.好奇心が強い:新しい学習機会をつねに模索している
2.持久力が高い:失敗を恐れず継続して努力できる
3.楽観的:自分には「実現できる」「達成できる」と思い込む
4.柔軟性が高い:自分の信念・態度・行動を必要に応じて変えられる
5.リスクを恐れない:結果が不確実な段階でも行動を起こせる
この5つの特長を、Aさんという人物で説明していきます。
Aさんは総務の仕事をしていますが、最近は営業職にも興味をもっています。
そこにある偶然が起こります。
ネットで総務に関する本を注文したのに、何かの手違いでセールストークの本が届いてしまったのです。
このような場面で、フォーチュンメンタリティーの高い人と低い人とでは、同じ現実に対する反応が変わってきます。
メンタリティーが低いとこの間違いを腹立たしく思い、クレームを入れたり、注文していた本に取り換えて終わります。
対して、メンタリティーが高い人はこの間違いが自分にとって意味のあるもので、偶然ではなく必然的に起こる出来事だったのでは?と考え、届いたセールスの本を勉強しようとしてみます。
偶然はすべての人に同じような確率で発生するものではなく、起こる偶然の内容も千差万別です。
その偶然に意味があるかどうか気づくことができるのは、その人の感受性によって大きく変わってきます。
まとめ
ここまで「自分を導いてくれる偶然に気づく」というテーマでお話をしてきました。
みなさんいかがだったでしょうか??
今回のお話をまとめると
目標に向かって行動するとき、その行動を後押ししてくれたり引き留めようとするような偶然が起こることがある。
この「偶然」にアンテナを立てて、意識しようとする心を 「フォーチュンメンタリティー」という。
フォーチュンメンタリティーが高い人は、偶然の出来事に対する感度が高くすぐに気づくことができ、その偶然を必然的に起こったものと捉えて行動に移すことができる。
意味のある偶然の一致に身をゆだねることで、結果的に大きなチャンスをつかむことができる。
というお話をしてきました。
僕も意識してみると、今までの人生の中に意味のある偶然というのはたくさんあることに気づきました。
それまでは、ただの出来事という風にとらえて終わりだったのですが、これが意味のあるものだとすると次の行動も変わってきますよね。
その偶然に対して身をゆだねて行動してみるのもおもしろそうな考え方だなと感じました。